内科・皮膚科

漢方外来
  • 漢方薬による治療
  • ちょっと気になる身体の不調や、長く改善しないつらい症状に、
    漢方をプラスしてみませんか
いたやどクリニック 漢方外来

当院の漢方外来
日本東洋医学会の専門医が治療を担当します。
東洋医学についての専門的な知識をもった医師による、漢方薬の副作用にも配慮した治療が受けられます。
使用する薬剤は147種類の、保険適応の漢方エキス剤(顆粒状)を使います。
通常の薬剤との併用治療も行いますので、今までの治療・処方薬を継続することも可能です。

治療の対象となる疾患
①西洋医学の薬剤で十分な治療効果が認められない場合
②西洋医学の薬剤で治療が可能だが、薬剤の副作用があり、漢方薬での治療が望ましい場合
③西洋医学の薬剤での治療が可能であるが、患者さんが漢方薬による治療を希望する場合

具体的には次のような疾患に対して、漢方薬単独あるいは西洋薬と併用することにより効果が期待されます。
頭頸部 慢性頭痛(鎮痛剤の使用頻度が高い(月10回以上)場合。腎機能が悪く鎮痛剤使用が望ましくない場合)、片頭痛(通常の片頭痛治療薬が無効な場合。片頭痛治療薬の使用頻度が高い場合)、咽頭異常感症(耳鼻咽喉科での検査で異常ないものの症状が持続する場合)、舌痛症、難治性口内炎、歯槽膿漏(通常の治療で難治なもの)、めまい症(通常の治療で難治、あるいは効果不十分なもの)、耳鳴り(通常の治療で難治なもの)
呼吸器 感冒、感冒を頻回に繰り返す場合、慢性咳嗽(通常の治療で難治、あるいは効果不十分なもの)、気管支喘息(通常の治療で難治、あるいは効果不十分なもの)、非結核性抗酸菌症(抗生剤治療の適応のないもの)
消化器 食欲不振(空腹感がない、食後の胃もたれ)、逆流性食道炎(胸焼け、げっぷ)、慢性下痢症、慢性便秘症、過敏性腸症候群(IBS)、胸痛・腹痛(原因の特定できないあるいは西洋薬が無効なもの)、慢性便秘(通常の下剤の効果が低下しつつあるもの)
整形 腰痛症、膝関節痛(通常の治療で効果不十分、膝に繰り返し水が貯まる)、関節リウマチ(標準治療で疼痛改善効果が効果不十分なもの)、へバーデン結節(痛みの改善)、脊柱管狭窄症(通常の治療で難治、あるいは効果不十分なもの)
小児科 起立性調節障害、発達障害に伴う諸症状、夜泣き、いらいら、夜尿症
婦人科 月経不順、月経痛・月経困難症、不妊症
皮膚科 帯状庖疹(急性期の痛み)、帯状庖疹後神経痛(慢性期の痛み)、アトピー性皮膚炎(通常の治療で難治、あるいは効果不十分なもの)、蕁麻疹、にきび
耳鼻科 慢性鼻炎、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎
泌尿器 頻尿、頻回の膀胱炎
その他 寝汗、全身倦怠感、慢性疲労症候群、新型コロナウイルス感染後遺症、術後の体力低下、不眠症、いらいら、精神不安、肩こり、冷え症、冷えのぼせ
治療の実際
  • 問診
  • 通常の問診に加えて、漢方診断の為のアンケートに答えていただき、気血水の体のバランスをスコアで判定します。
  • 舌診
  • 舌の外見から、体質、体調を評価します。
  • 脈診
  • 左右の橈骨動脈の脈の状態から体調を評価します
  • 腹診
  • 腹部の筋肉の張りの状態、圧痛点を圧迫した際の圧痛の有無から体質、体調を
    評価します。

以上の情報から、患者さまの体質、体調、病態を判断し、適切な漢方薬を選択します。
患者さまに漢方薬を服用していただき、症状・体調の変化を聴取します。
その結果をフィードバックして、漢方薬を変更することで、より患者さまにあった薬剤を選定します。