カンガルーの小部屋

2010.05.17

かんがるうっ子 草笛をふきながら

「お花畑で遊ぼう」の日、会場近くの駐車場前には、虹の旗を振る怪しげな人物が立っています。

今年入職した新人君です。

車で来られる方を誘導しようと、わたしもピンクの上着を着てご一緒しますと、通りがかるバスやトラック、自家用車の窓からは、一応に不審げな顔がのぞきます。

これはかなわないと、早々にお花畑に移ります。

待っている間に、草笛を教えていただきました。

足元の「スズメノテッポウ」を引き抜いて、穂だけを抜き取り、残った葉と茎とを二つ折りにします。

空気が漏れないように口をすぼめて、息加減をうまく調節して、草笛を鳴らします。

失敗を重ねながら、ようやくか弱く「ピー」という音が鳴るとうれしくて、何度も挑戦します。

子どももすっかり草笛にはまってしまい、あとから来たお友だちに教えては得意そう。

「草笛が、いちばん楽しかった」と、寝るまで繰り返していました。

おとうさんも、あまり器用でないあなたが草笛に成功するなんて、2010年のベストテンに入る快挙だと思います。

次の企画も、一緒に出かけましょうね。

                       2010年5月17日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏