カンガルーの小部屋

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  • 2023.01.17

    かんがるう目線 今朝の546

    外はまだ暗く、布団から伸ばした手に冷気を感じる

    枕元に置いた新書を開き、仕事までのひと時を過ごすいつもの朝

    居間に降りて、テレビをつけると、

    そう、今日は1月17日

    神戸に住んでいるものには、忘れることができない朝

    28年前、何が起きたかわからないまま、病院に駆け付けた朝

    生まれたばかりの赤ちゃんは、生きていれば28

    大学生だった青年は、生きていれば50前に

    まだまだ生きたかった方の気持ちを思いながら、

    この28年間、何かをしてきたのだろうかと考える。

    夜が明けるのを、静かに待つ1月17日の朝

    2023年1月17日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2022.02.27

    かんがるう目線 青と黄色の旗のもとに

    ロシアによるウクライナ侵略戦争に対し、世界中から非難の声が上がっています。

    自国の将来は、その国の住民が決めるという大原則を

    武力をもってねじ伏せようとする、大国の暴挙に怒りを禁じえません。

    「青い空と黄色い麦畑」を表す旗のもとに暮らすウクライナの人々に

    平和な日々の営みがもどりますように。

    2022年2月27日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.09.25

    かんがるう目線 あたりまえのポスターですが

    乗り換え駅の掲示板に

    動物の遺棄・虐待禁止のポスターを見つけます。

    1年以下の懲役か、100万円以下の罰金刑

    あたりまえの文言の法律が

    2020年6月1日から施行されていたんですね

    ちなみに愛玩動物とは

    ①牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと 及び あひる、
    ②①を除く、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬(は)虫類に属するもの。

    だそうです。

    ハッちゃんは愛玩動物なんだって。

    よかったね。

    2021年9月25日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.07.28

    かんがるう目線 歓声の影に

    テレビをつけると、どのチャンネルもオリンピックの競技中継一色

    朝のニュースでは、他のニュースはそっちのけで

    日本人選手の活躍が、くりかえしくりかえし放映されます。

    アスリートの方たちが この日のために

    どれだけの汗と涙を流されてきたのかと思うと、胸が熱くなります。

    しかし、どこかで冷めた気持ちでいるわたしがいます。

    この大会を開いていただいてありがとうと言う、感謝の言葉の裏側に

    心ならずも新型コロナに感染し、命を絶たれたひと、後遺症に苦しむひと

    生計が成り立たなくて困窮しているひとの姿を思い浮かべます。

    そのひとたちが、これまでの人生で流した汗や涙のことを思います。

    メダルを取ったアスリートの人生と、

    市井の人々の人生との価値を比べることはできません。

    現実にはメダルのひとつの重さに比べて、

    ひとひとりの命の重さが、ないがしろにされているように思えてなりません。

    どの命も、どの汗や涙も大切です。

    テレビ越しに聞こえる解説者の絶叫に負けないよう、

    コロナ感染で苦しむ人の小さな声に、耳を傾けたいと思います。

    2021年7月28日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2019.10.09

    かんがるう目線 ポケモンができるのも

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    吉野彰さんが、ノーベル科学賞を受賞されました。

    研究テーマは、リチウムイオン電池

    ということは、毎日乗っている車の充電池

    なにより、毎日歩きまわって楽しんでいる

    ポケノンGOのスマフォ充電池も、

    吉野のおかげということですね。

    出身高校は、わたしが卒業した学校のライバル校

    ちょっと くやしいけれど

    おめでとう 吉野さん

    ありがとう 吉野さん

        2019年10月9日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.09.24

    かんがるう目線 おとなの勇気が

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    ニューヨーク国連本部の「気候行動サミット」での

    スウェーデンの高校生、グレタ・トゥーンベリさんの演説を聞きました。

    「災害は週末ごとにやってくる」という時代に、

    「わが亡きあとに洪水よきたれ」という今の経済社会

    負の遺産を請け負うのは若者

    おとなたちは若者を裏切っているという

    グレタさんの激しい言葉は

    おとなたちへが問題解決に立ち上がってと願う熱いメッセージ

    若者の行動を青臭いと揶揄するのではなく

    その声に耳を傾け、若者と一緒に行動する勇気が

    おとなにこそ求められているのだと思います。

    年齢を1つ重ねた今日、まだまだするべきことがたくさん残っていると

    強く感じました。

        2019年9月24日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.07.03

    かんがるう目線 もうすぐ七夕

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    7月1日、2日、倉敷市真備に出かけました。

    午後診が終わったその足で、新幹線に飛び乗り倉敷泊

    翌2日の朝から、地域の社協と話し合い

    子育てセンターでお母さんと懇談会

    アトピッ子さんの被災地子育て支援の企画です。

    真備は、2018年7月6日から7日の豪雨で小田川が氾濫し、

    町全体が水没するという、大水害におそわれました。

    1年がたち、ニュースに取り上げられることも少なくなりましたが

    子どもへの支援の必要性はなくなったのでしょうか

    取り崩される家と、造られつつある家の間を重機が動き回り

    子ども達はバスを使って通学します。

    お友だちとバラバラの仮設住宅に住むために

    帰ってからは一緒に遊ぶこともできず、

    また安全な公園も見つかりません。

    1年がたち、課題は山積みなのですが・・・

    これからも出かけては、おかあさん方とお話をしようと思いました。

         2019年7月3日

         いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2016.11.13

    かんがるう目線 15のときに

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    11月12日、中学の同窓会に参加しました。

    つい最近、開かれたかなって思っていますと、4年前とのこと

    地元に住み続けているものは、日常的に顔を合わせているとのことですが、

    持ち込まれた卒業写真を回しながら、

    彼や彼女の今を尋ねます。

    15歳の時は、何を考えていたのかな、

    どんな夢を描いていたのかな

    50年がたち、こうして会えることのありがたさ、

    不思議さに胸が熱くなる、時間が流れていきました。

          2016年11月13日

     

          いたやどクリニック 木村彰宏

  • 2016.07.07

    かんがるう目線 七夕の願い

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    投票日が近くなり、新聞紙上には様々な論説が花盛りです。

    その中で、心ひかれる一文に出合いました。

    朝日新聞76日付けの2面記事です。

    宍戸常寿東大教授は、

    「主権者は現在の有権者に限定されません」と言われます。

    そして、主権者を次のA~Eに分けて説明されます。

    A:現在、投票・参加できる有権者

    B:病気などで投票・参加できない有権者

    C:18歳未満の若者

    D:現在、この社会に生きるすべての者

    E:過去・未来、この社会で生きるすべての者

    「いまを生きている有権者は、過去と未来の国民から、

    よりよい社会を築くよう責任を託されている。

    目の前の個人の利害にとらわれることなく行動することが求められます」

    憲法前文に書かれている「われらとわれらの子孫のために・・・」という重みを、

    投票日の前に、今一度考えたいと思います。

            2016年7月7日

            いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2016.06.05

    かんがるう目線 40年ぶりに

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    6月4日、母校の同窓会の集まりに出かけました。

    役割は、学年評議員

    定例総会の議案書を質疑し、承認する仕事です。

    卒業して40年がたち、はじめての出席するので、

    交わされる論議は、どれも耳新しく聞こえます。

    しかし、なにかしっくりとしません。

    卒業時の学年の同窓会は、お互いの親睦を図るもの、

    しかし、学校全体の同窓会の役割って何なのと、考えてしまいます。

    母校愛ってなに、

    まわりから出身校を聞かれたときに、少しだけ鼻が高くなるとき?

    同じ出身校だと分かって、妙に親しみを感じるもの

    でも、普段の仕事では、出身校で相手を見ることはありません。

    母校が褒められるのは、いやな気持はしないのですが、

    そのためには、卒業生として何が必要なのかな、

    ひとりひとりが一日一日を、精いっぱい生きていくこと

    同窓会としては、地域貢献、学術支援、後輩支援など

    後ろを振り返る親睦会だけでなく、

    これから先を見据えて、社会貢献をすることが同窓会の役割かなと思います。

    初めて参加した席に座りながら、いろいろと考えてしまいます。

              2016年6月5日

              いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2016.01.10

    かんがるう目線 あの頃が教えてくれるもの

    1月9日、高校の同窓会に出かけました。

    卒業して、45年。

    名刺を持つ人と、名刺を持たない人が同席する最後の年代。

    顔と名前が一致する人は、一握り

    言葉を交わした覚えがあるのは、更にほんの一握り

    会社勤め、研究生活、医療職など

    生きてきた道のりを、尋ねる楽しさと、奥深さ

    時間がたつにつれて、打ち解けあい、記憶がよみがえります。

    「その言い回し方、むかしと変わってないよねえ」と感想を述べられて、

    その頃のわたしを、忘れているのはわたしだけ。

    今思うのは、その時出合った友と、もっと話をしておきたかったこと

    教科書からではなく、違ったものを学ぶことができたかもしれない

    それでも 人生はもう少しだけ続きそう

    次にお会いするときに、どんな表情を見せて友に出合えるのか

    これからの自分の過ごし方を問いかけられる一日でした。

               2016年1月10日

               いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2015.01.17

    かんがるう目線 20の年を受け継いで

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    1月17日 神戸で暮らす私たちには 特別の日。

    午前5時46分 私たちの街は 悲しみの街に変わりました。

    20の年を重ねて、私たちは何を学んできたのでしょう。

    20の年を受け継いで、私たちは何をなしてきたでしょう。

    1月17日 自分への問いかけに 言葉を失います。

    ひとつでも 安全な街にするために

    ひとつでも 住みよい街にするために

    自分が暮らす場所で

    自分が受け持つ役割の中で

    なにか ひとつでも 積み上げようと思います。

               2015年1月17日

     

     

               いたやどクリニック小児科 木村 彰宏  

  • 2014.12.08

    かんがるう目線 そうだ選挙に行こう

     

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    年末になり、選挙カーが街を走り回ります。

    名前の連呼だけでは、政策はわからないから

    一票なんて、なんの力にもならないから

    他のことに、使いたい時間がいっぱいあるから

    だから、今度も投票なんか、行かないでおこう

    そう、お考えのあなた。

    ちょっと、お待ちください。

    選挙は、国の方向性を決める大切な機会です。

    保育所の待機児童の人数は、なぜ減らないの?

    今の奨学金って、教育ローンとどこが違うの?

    高等学校就学支援金はありがたいけど、

    参考書や塾代、交通費って大変だし

    消費税は、いったい何に使われているの?

    正規職員に、なかなかなれないのは、なぜなの?

    原発って、ほんとうに安全なの?

    貯金や株式を1億円以上持っている人って、

    この2年で24%も増えたんだって

    この国のかたちは、わたしたちが決めることができます。

    投票に行くひとだけが、この国のかたちを決めることができます。

    子どもや、20才までの若者、ナナやハッちゃんは

    投票で、この国のかたちを決めることはできません。

    いろんなことで忙しいあなた。

    歩きスマホでもいいから、選挙政策のページを見てみませんか。

    そして、「そうだ、選挙に行こう」ですよね。

               2014年12月8日

               いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

     

  • 2014.08.11

    かんがるう目線 台風よりも速く

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    読み終えた本が、とても面白かったので、

    インターネットで、同じ著者の本を探しました。

    少し前に出た新書なので、書店に行っても見つからないかも

    しれません。

    おまけに、今日は、台風接近中。

    アマゾンを使って申し込むと、

    朝の8時の依頼が夕方6時には配送されます。

    これは、とても便利です。

    早いし、雨の中を出かけなくても済むし、

    街の本屋さんの天敵なのが、よく分かります。

    本を探す楽しみは、書店でのbookshelfshopping

    自分が体験したことがないジャンルの本を手に取る楽しみは、

    他には代える事ができません。

    しかし、書評を通じて 予め手に入れたい書籍が決まっていたり、

    同じ著者の著書を追いかける時などは、

    ネット購入は捨てがたいものです。

    街の本屋さんには申しわけないですが、

    台風の最中でも、半日で望みの書籍が手元に届く

    この時代のすごさを感じました。

    2014年8月11日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2013.12.31

    かんがるう目線 子どもたちへの負債

    この国の負債が 膨らんでいます。

    国の財政赤字は、1000兆円を超えました。

    福島の原発汚染は、収束の行動計画すら立ちません。

    自由な発言を規制する「特定秘密保護法」が成立しました。

    そして、安部首相の靖国神社参拝。

    近隣諸国との緊張が高まる事で潤うのは、

    軍事産業以外にはみあたりません。

    お金と、安全と、民主主義と、友好と、

    その負債を背負うのは、子どもたちです。

    現職の首相が、いくら元気でいようと、

    あと50年生きる事は、難しいでしょう。

    しかし、子どもたちの命は、続きます。

    子どもたちへの「負の遺産」を増やしていく

    今の政治のあり方に、

    ひとりの親として、憤りを感じます。

    新しい年が、子どもたちの明るい未来を約束する年になる事を、

    願わずにはいられません。

    2013年12月31日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2013.12.17

    かんがるう目線 新しい園舎

    12月15日、大阪の保育園の竣工式に出かけました。

    3つの保育園と、3つの障害者施設を運営する法人の新しい事業です。

    縁があり、理事の仕事をお引き受けして10年が経ちました。

    古い園舎は、築40年となり、老朽化が進んでいました。

    新しい建物は、床暖房が入り、腰板が張られた清潔な保育室になりました。

    市からの民営化の受け皿となり、

    運営面での心配もありましたが、

    設備というハード面でも、保育内容というソフト面でも、

    子どもに最良の保育を提供できるように、お手伝いしていきたいと思います。

    2013年12月17日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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  • 2013.06.16

    かんがるう目線 花の同窓会

    6月15日、1冊の本に導かれて同窓会に出かけました。

    高校の軟式庭球部(ソフトテニス部)の集まりです。

    本の題名は、本田健さんの「60代にしておきたいしておきたい17のこと」

    そのp32を、同窓会で読み上げました。

    「40代、50代の頃は、同窓会に出ても競争意識が働いて、表面的には和やかに語り合いながら、内心は、どれだけ出世したとか、どっちの会社のほうがいいとか、社会的にどっちがどうだとか、お金をどれだけ稼いでいるとか、ということを探り合うようなところがあります。

    でも、還暦も過ぎると、また違う力学が働いて、昔の友人は、同じ時代を生き抜いた戦友のような気持ちになるようです。

    そんな友人たちと出会い直す直すことで、自分でも忘れているような小さな、それでいて大切な思い出がよみがえったりするものです・・」

    会場の諸氏は、大きく同意のうなずきをしながら、聞いてくださいました。

    次にお会いできる時まで、みなさんお元気でと、願いました。

    2013年6月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2013.03.14

    かんがるう目線 乳児健診にて

    3月12日、1才6か月健診に保健所へ出向きました。

    担当した22名の子どもの、就寝時間が気になりました。

    ◇19時台 2名

    ◇20時台 5名

    ◇21時台 5名

    ◇22時台 9名

    ◇24時台 1名

    この数字を見られて、みなさんは、どのような印象を持たれるでしょうか。

    21時でも遅いと思うのですが、22時を過ぎる子どもが10名とほぼ半数を占め、

    そのことに衝撃を受けました。

    父親の帰宅が遅いため、子どもも起きて帰りを待っています・・

    フルタイムで働いているので、20時近くの帰宅となり、それから食事・入浴で遅くなる

    障害がある祖父と同居しているために、介護で遅くなります・・

    ご両親の努力でどうにかなる問題と、それだけでは無理な問題が見えてきます。

    子どもに「早寝早起き」の睡眠のリズムを作る大切さは、身体的な成長だけでなく、脳の発育・発達や精神的な安定など、いろいろな角度から立証されています。

    若いご両親に、子どもの脳を育てると言う観点から、その重要性がもっともっと啓蒙される必要があります。

    それとともに、「早く寝かせたくても生活に余裕がない」と言う問題も見逃せません。

    延長保育と言えば聞こえは良いのですが、その実、長時間労働をしなくてはならない現実があります。

    しわ寄せは、子どもの体と脳の発育にのしかかってきます。

    最近、オランダの女性労働についての論説を読む機会がありました。

    日本の女性パート賃金は、正社員の7割程度だと言われています。

    オランダでは、「同一労働・同一賃金制」なので、オランダの女性は、自分のライフスタイルに合わせて自由に働く時間を決めることができます。短時間でもパートタイマーで安心して子育てができる社会です。

    オランダの1才6か月の子どもは、何時頃にベッドに入っているのかなと、知りたくなりました。

    2013年3月14日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2013.01.17

    かんがるう目線 雪の東北で

    昨年末に東北に移住された、日比看護師さんのブログをみました。

    原発災害で、飼い主さんとの同居ができなくなった

    ワンちゃん、ニャンコへの、給餌ボランティアに専念されるために、

    雪の飯館村を、走りまわられています。

    毎朝、「さむい、さむい」と言いながら、ナナとハッちゃんのお散歩に出かけている

    わが身が恥ずかしく思えます。

    健康に留意されて、長く給餌ボランティアを続けられることを、

    神戸の地から、いつも願っています。

     

    日比看護師さんが運営されているブログサイトを、ご紹介します。

    多くの方にみていただけると、いいですね。

    http://ameblo.jp/t-hibidas

    2013年1月17日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.12.16

    かんがるう目線 今日は投票日

    今日、12月16日は、衆議院議員選挙の投票日です。

    今回の選挙は、脱原発か否か、TPPへの参加の是非、憲法改正への論議、増税への態度、経済成長の道筋震災復興への支援策、沖縄基地問題、島嶼を巡る国際緊張への対処、などなど、さまざまな争点があげられます。

    争点への対応の少しずつの差から、多くの政党が生まれ、わたし達の判断を苦しめます。

    その中で、次のような新聞記事に出会いました。

    毎日新聞11月23日付朝刊記事ですから、少し古いのですが、再掲します。

    「自助とは、共助や公助との相互作用によって初めて機能するものだ。自助を強調するだけで自助が果たされるなら、社会も政府も不要だ。

    注目したいのは、「自助」を唱える人々が、外交では強硬路線、経済では競争至上主義、組織論ではトップダウンを主張する一方、「共助・公助」を唱える勢力は、外交では協調路線、経済では創意工夫・内発的発展・環境調和、組織論では多様性の尊重を唱え、政治理念や路線、政策の「パッケージ化」が進みつつあることだ。

    今回の総選挙が、こうした大きな社会構想の選択につながることを、私は望んでいる。」

    論者は、「年越し派遣村の村長」としても知られている湯浅誠氏です。

    今の日本が直面している問題を、分かりやすく2つのパッケージにまとめられています。

    どのパッケージを取るのかは、その人の自由です。

    でも、威勢のよいパッケージ柄に踊らされて、お得袋を買った結果が、戦争への道につながる事だけは避けたいものです。

    一票の力は、一票分しかありません。

    それでも、白紙委任をしないで、この国の将来を決める投票に行きましょう。

    2012年12月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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