カンガルーの小部屋

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  • 2024.05.14

    聴診器のむこうに パープルガール

    5才の女の子は、完全コーデ

    マスク、シャツ、コート、スカート くつしたから、長靴まで

    完全にパープルで、決めています。

    「紫色が、好きなので」と、おかあさん。

    あたらしいブームが、巻き起こりそうです。

    2024年5月14日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.05.13

    聴診器のむこうに 母の日に

    「母の日は、なにか、おかあさんにプレゼントしましたか」

    6才の女の子に、たずねます。

    女の子の答えは、「肩たたき、110回したよ」

    なんで、110回なんだろう。

    数字への疑問は、いつまでも残ります。

    2024年5月13日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.05.11

    聴診器のむこうに 強盗犯

    9才の男の子は、採血されるのが大の苦手です。

    少しでも気持ちを和らげようと、

    「よかったね、今日は採血上手の、ゴッドハンドの看護師さんがいるよ」というと、

    「ごうとうはん」と、確認してきます。

    いえいえ。強盗犯ではありません。

    きっちりと同意をとってから、少し体から血をいただくだけですからね。

    家に帰ったら、ゴッドハンドを、辞書で調べてみてくださいね。

    2024年4月11日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.05.08

    聴診器のむこうに あたまにスイカが

    8才の女の子のあたまに、なにやら赤いものが

    はは~ん、朝食べたスイカの食べ残しかな

    よく見ると、髪飾り

    おかあさんに尋ねると「100均で売ってますよ」とのこと

    「あたまに、スイカ」

    なにやらことわざにあったような、なかったような

    もうすぐ夏ってことですよね。

    2024年5月8日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.05.02

    聴診器のむこうに みどりの少女

    小学生の女の子が、待ち時間に描いた絵を見せてくれます。

    細いからだに、緑の瞳と、緑の髪

    異国の少女の姿に、心を奪われます。

    次の作品もまた、見せてくださいね。

    2024年5月2日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.04.30

    聴診器のむこうに かむなよ

    男の子のシャツは、恐竜の図柄

    こんなおいしい状況を、ほっておけないのがカンガルー

    そおっと指を近づけて、「かむなよ、かむなよ」とダチョウ倶楽部のマネをします。

    男の子は、なにがなんだかわからない様子。

    世の中には、おとうさんやおかあさん以外に、

    変なおじさんっていう生き物がいることも 学びましょうね

    2024年4月30日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.04.28

    聴診器のむこうに 人よりも

    7才の男の子は、親せきが住む与論島に出かけます。

    南の島と聞けば、ハブを思い出します。

    おかあさんに尋ねると、「それより、クジャクが歩いてるんです。

    ヤギは人よりも多く住んでいて」と耳より情報を教えてくださいます。

    地図の上だけの与論島

    どんなところなのか、興味100点になりました。

    2024年4月28日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.04.26

    聴診器のむこうに 当世体操服事情

    中学に入学したばかりの男の子が、

    まっさらな体操服を着て現れます。

    真っ赤な服に、黒のアクセントが入ったおしゃれな体操服

    朝の情報番組で、体操服の変遷を見たばかりでしたので

    素材は? 着心地は? 洗濯のしやすさは?

    と、矢つぎばやに反応してしまいます。

    最後にお値段を聞くと、妥当な価格

    でも、靴やカバンなど、物入りな春とお聞きし、少し憂鬱な気持ちになりました。

    2024年4月26日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.04.23

    聴診器のむこうに さるまわし

    8才の男の子は、連休にバリ島へ

    「ジャングルに入って、おさるさんをつかまえて、

    芸を教えて、一緒にテレビにでたら、もうかるよ」と助言するのですが、

    男の子は、乗り気ではありません

    「じゃあ、海に潜って、サメを捕まえて、芸を教えて・・」

    と言ったところで、看護師さんから診察のマキが入ります。

    せっかく飛行機代を浮かせる名案を教えてあげようにしたのにな

    2024年4月23日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.04.13

    聴診器のむこうに ワニが好きな食べ物は

    採血が苦手な男の子に、「ねえねえ、ボクは動物のだれが好きかな」と質問します。

    男の子は「ワニ」と答えるので

    「だったらワニさんは、なにを食べるのが好きか知ってる?」と話を続けます。

    男の答えは「さかな」

    「さかなか、おさしみにして、わさびをつけて、おしょうゆで食べるのかな」

    と教えを乞うと、

    「なまのままやろ」とツッコミをいれられます。

    おかしな会話をしているうちに、苦手な採血も終わりに近づきます。

    2024年4月13日

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  • 2024.04.10

    聴診器のむこうに ともだち150人

    一年生になるおんなの子に、「ともだち100人できるかな」と声かけします。

    おんなの子は、「ちがうよ、150にんだよ」と答えます。

    すごい決意だなって、聞いていると

    「がっこうは、みんなで151にんだから、150にん」

    なるほど、じぶんの1をひいて、150人

    算数もばっちりな、すぐれものの一年生です。

    2024年4月10日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.04.09

    聴診器のむこうに ピカピカの一年生

    4月8日は、入学式

    朝からの雨の日になりましたが、入学式帰りの一年生が来られます。

    なかには、まっさらな学生服に身をつつんだ一年生も

    診察のために、脱ぎかけた手を止めてもらい、記念の一枚を撮ります

    さあ高校生活、元気でいってらっしゃい

    2024年4月9日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.03.30

    聴診器のむこうに 背を伸ばすためには

    中学2年生になる男の子のおかあさんの心配事は

    子どもの背が、もっと伸びるかということ

    まずは背を伸ばすための大事なこととして、

    「しっかりと寝て、栄養を摂り、運動をすること」の基本を伝えます。

    今日だけのおまけとして、

    「動物園に出かけてね、キリンを見るのも、いいみたいだね」と伝えると

    「ええ、そうなんですか」と、感激気味のおかあさん。

    「いやいや、それは、冗談です、

    それが本当なら、動物の飼育員さんは、

    みんな、2m越えの長身になりますよ」と、あわてて訂正します。

    診察室で使うジョークには、注意が必要ですね、

    2024年3月30日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.03.14

    聴診器のむこうに 心変わりは

    5才の女の子は、わたしが大好きな、変わり模様のトレーナー姿

    ゆっくりとなぜると、ちゃネコがシロネコに変身します。

    「誰に買ってもらっての」と尋ねると、「おばあちゃん」

    変わり模様のお服だけど、「おばあちゃん大好き」の気持ちは

    いつまでも変わらないでくださいね。

    2024年3月14日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.03.13

    聴診器のむこうに、 あったかうさぎ

    4月から1年生になる女の子を診察しようとすると、

    ジャンパースカートの下から現れたのは、しろいうさぎさん

    ポシェットではなく、トレーナーにしっかりとくっついています。

    女の子が自分で選んだ、かわいいお服

    うさぎさんと一緒に温かくして、この寒さを乗り切りましょうね

    2024年3月13日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.03.11

    聴診器のむこうに 顔の違いが

    春から大学生になる女の子は、カエル大好き女の子です。

    「カエルって、ひとり一人、顔が違うの」と尋ねると、

    「みんな、違いが判ります」と答えます。

    そういえば、昔は同じ顔に見えたワンちゃんも、

    ナナとハッちゃんと暮らしてからは、お顔の形の違いも表情もわかるようになりました。

    好きになる気持ちがあれば、カエルさんの顔も個性もわかるようになるのですね。

    また一つ、勉強になりました。

    2024年3月11日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.03.10

    聴診器のむこうに ポケ仲間

    7才の男の子とは、ポケモン仲間

    今日も大きなぬいぐるみを、持ってきて見せてくれます。

    今日のポケモンは、ゴンべと、進化したカビゴンです。

    机の上に座らせて、男の子と一緒に診察をしてと、

    次は、どの子が来るのか楽しみです。

    2024年3月10日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.03.09

    聴診器のむこうに うれしいけどさびしくて

    11才の女の子は、自然学校に行った時のお話をしてくれます。

    2日目の課題は、おうちに、おはがきを書くこと

    女の子は、「すこしも、さびしくないです」と書きました。

    うけとったおかあさんは、少し複雑な気持ちに

    大きくなって、うれしいけれど、さびしさも

    親子の関係は、次のステージへと、また一段階段を上ります。

    2024年3月09日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.03.07

    聴診器のむこうに なかから現れたのは

    4才の男の子のバッグから、何かがのぞいています。

    開けて見せてもらうと、いろいろなぬいぐるみ

    ひとつを取り出してみせてもらうと 「やどかりくん」

    旅行先から、連れて帰ってきたそうです。

    それにしても、おおものの「やどかりくん」

    背中のおうちは、3LDKくらいは、ありそうですね。

    先生は、お家賃はいくらかが、気になってしかたありません。

    「かどかりくん」

    2024年3月7日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.03.06

    聴診器のむこうに すし食いねえ

    3才の男の子は、画用紙に書かれた絵を見せてくれます。

    ゆっくり見ると、お寿司のフルコース

    えびに、あなごに、たまごに、うに

    指をさしながら、男の子と一緒に確かめます

    待合室で時間を過ごすとき、おかあさんに書いてもらったとか

    きっと、お料理もお上手なおかあさんなのでしょうね

    2024年3月6日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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