2011.03.19
カンガルギー情報 アレルギー支援の記事
3月18日(金)読売新聞朝刊に、食物アレルギー対策支援の記事が掲載されました。
電話取材をうけ、いくつかの要点をお答えしました。
① 今回の震災の特徴は
○神戸の震災が100kmであったことに比べて、500kmと広範囲であること。
○鉄道や道路も破損し、容易に被災地に近づけないこと
② いま必要な支援は、
○食物アレルギー対応の食品を、必要とする子どもの所に届けること。
それには、専門医や食物アレルギー患者団体と連絡をとりあい、そこに集中して援助物質をとどけること。
○子どもがひとりでいる時には、食物アレルギーがないかどうか、確認してから食べ物を配布すること。
○できれば、現地からの支援要請を受け付ける、食物アレルギー対策本部を設置すること
○被災地から疎開する子どもを受け入れる支援を準備すること
③ これから起こるかもしれない災害にそなえて
○備蓄は必要だが、持ち出せないことがあることも知っておく。
○遠隔地に疎開できる知り合いを作っておく
○日常は、出来る限り大勢の近隣のかたに、子どもの食物アレルギーを知っておいていただくこと
○病院との連絡が切れることを考えて、検査結果やお薬手帳はまとめて持ち運べるようにしておくこと
記事は簡潔ですが、わたしの思いをうまくまとめていただきました。
これからも、みなさまがたの温かい支援を、よろしくお願いいたします。
2011年3月19日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏