2017.02.11
カンガルギー情報 タイトコントロール
2月9日、定例の兵庫小児アレルギー研究会を開きました。
256回目となるテーマは「小児アトピー性皮膚炎のtight controlの意義と方法」
大阪府立呼吸器・アレルギーセンターの片岡葉子先生に講師をお願いしました。
生後2~3か月ごろまでに、皮膚炎のコントロールをしっかりと行えば、
その後の食物アレルギーの進行も抑えることができ、
また、成人期の重症アトピー性皮膚炎を回避できる可能性がある
その方法と注意点などにつき、2時間の講義を受けました。
生後2~3か月と言うと、初回の予防接種で小児科を受診される月令です。
この時に皮膚炎を観察し、しっかりと治療的介入を行うことが
その後の子どものアレルギーの歴史を決めるとすれば、
小児科医としての役割と責任の重さを感じます。
この視点が、今後どのように証明され、臨床的に応用されていくのか楽しみです。
寒い夜間の研究会にもかかわらず、21名の先生方のご参加をみました。
また、お手伝いいただいた、マルホ株式会社のみなさまにも感謝いたします。
みなさま ありがとうございました。
2017年2月11日
いたやどクリニック 木村彰宏