カンガルーの小部屋

2010.12.05

カンガルギー情報 第47回日本小児アレルギー学会⑤

小児アレルギー学会二日目は、「アレルギー疾患患児の教育と生活を考える」シンポジウムに参加しました。

1番目は、「学校生活でのアレルギー児を支えるNPOの試み」です。

講演会活動など、多彩な活動をされ、わたしが神戸で個人的に行っている活動に、相通じるものがあり、共感できました。

ただ、おかあさんからみて、理解が進まない学校現場はいらだたしく、ともすれば対立的にとらえられるのは、しかたがない事かも知れません。

しかし、自然学校の取り組みは、5年生になってはじめておきるわけではありません。

1年生から5年生までの5年間の準備期間に、どれだけ信頼と共感とを構築していけるのかが、問われているのではないかと思います。

この主旨の質問をさせていただきました。

2番目は、「食物アレルギーサインプレートの普及活動について」

サインプレートは、子どもの食物アレルギーを自己開示するツールです。

かわいい図柄のプレートを着けることで、周囲のおかあさん方の理解と協力を得ることができる、すばらしい取り組みだと思いました。

              2010年12月5日

              いたやどクリニック小児科 木村彰宏