2023.12.23
カンガルーの本棚 ありがとうのひとことで
南杏子さんの「ディア・ペイシェント」(幻冬舎文庫)を読みました。
大学病院を辞めて、市中の総合病院に勤めだした主人公の女性医師
多忙な診療と、週一で回ってくる当直と
身も心も疲れ果て、さらに現れたのがモンスター・ペイシェント
先輩医師に励まされながら、乗り切ろうとするのですが・・
医師も、看護師も、事務職も
医療機関で働く人の現実をリアルに描いています。
救いは、患者さんから届けられる「ありがとう」のひとこと
現役の医師作家ならではの小説です。
2023年12月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏