2022.09.09
カンガルーの本棚 きんとぎん
高田郁さんの「あきない世傳金と銀 大海編」(ハルキ文庫)を読みました。
大江戸に店を構え、大火や身内の裏切りにあいながら、
商いを拡げていく五鈴屋の幸
新しいく開いた店を取り上げられ、
それでもみなと手をつなぎながら 前を向いて歩いていく
金は柔らかく、いつまでも光り続ける
銀は曇ってしまうけれども、それはひとからひとの手に渡った証
金と銀がそろわなければ商いはできないという言葉が
13巻続いた物語をしめくくります。
いまからスピンオフ作品が楽しみです。
2022年9月9日
いたやどクリニック 木村彰宏