2010.08.10
カンガルーの本棚 まだまだ知らない現代史
池上彰さんの「そうだったのか!現代史パート2」(集英社文庫)を読みました。
今回のテーマは、「イラク」「アフガニスタン」「パレスチナ」「チェチェン」「北朝鮮」「チェルノブイリ」
さまざまな国の暗黒の現代史が綴られます。
その中で、「東ティモール」と「ミャンマー」には、かすかな希望の光を見いだすことができました。
「花の髪飾りの抵抗」と題された最終章には、「アウン・サン・スー・チー」さんのノーベル平和賞の受賞理由が書かれています。
「ノルウェー・ノーベル賞委員会は、この女性のたゆまない努力に敬意を表するとともに、平和的な手段によって民主化と人権向上と民族和解を勝ちとろうと懸命に戦っている世界中の人たちにとって、彼女の受賞が、励ましとなるように願っている」
現代史は、この瞬間にも、わたしたちが作り続けていくものです。
人権を抑圧する過ちをくり返さないよう、歴史に学び続けたいと思います。
2010年8月10日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏