2021.06.28
カンガルーの本棚 わたしと家族のこと
池井昌樹さんの、「池井昌樹詩集」(ハルキ文庫)を、読みました。
推理小説と詩集からは縁遠いカンガルーが、
書店で手に取った理由は、そのカバー絵
メガネをかけ、本をいだいた白いイヌが、わたしを見つめている
ただ それだけの理由です
詩情にはうといカンガルーが、その中身を解説などできないので、
巻尾に乗せられている谷川俊太郎氏の一文を紹介します
第一の主題は、「ここはどこ いまはいつ ぼくはだれ」
第二の主題は、「家族、身内への愛」
毎日の生活の中で ふとわきあがる不安
その不安を、母や妻や子らが支えてくれる
そんな詩群を読み進めるうちに、
わたしの中にある気持ちが共振する
詩とは すごい力をもつものだと、あらためて知りました
2021年6月28日
いたやどクリニック 木村彰宏