2014.12.22
カンガルーの本棚 ハシレはしれ走れ
森絵都さんの「ラン」(角川文庫)を、読みました。
主人公は、事故で中学の時に両親と弟を失くします。
育て親となってくれた叔母を失ったあとは、
就職したあとも、人との関わりを避け続けます。
ふとしたことから、冥界に通じる道をみつけ、
なくなった人との再会だけが、生きがいとなります。
そんな彼女を、この世に引き戻したものは・・
人の生きる力を感じさせる1冊です。
2014年12月22日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏