カンガルーの小部屋

2022.04.04

カンガルーの本棚 ミモザの花が咲くころに

遠田潤子さんの「廃墟の白墨」(光文社文庫)を、読みました。

母に捨てられ、知り合いに育てられた主人公ミモザは、

導かれるままに、廃墟のアパートにおもむきます。

そこで出会った老人たちの口から明かされる、出生の秘密

家族の暗い過去を背負いながら生きていく

ミモザを見守りたくなる小説です。

2022年4月4日

いたやどクリニック 木村彰宏

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