2015.08.17
カンガルーの本棚 作り直し
羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」(文芸春秋九月特別号)
を、読みました。
30歳になろうとする無職の青年と、祖父との物語。
心と体を鍛えることにより再生していく青年と、
それが叶わない老人と・・
介護とは何か、年老いてなお望むものは何か
作り上げては壊していく
人生の哀しみが描かれます。
青年の、真直ぐではないが優しい気持ちに触れることができる1冊です。
2015年8月17日
いたやどクリニック 木村彰宏