2022.03.08
カンガルーの本棚 名前のつながり
小野寺史宜さんの「ひと」(祥伝社文庫)を、読みました。
両親を亡くし、東京の大学を中退した聖輔は、孤立し
その日の暮らしにも困ります。
総菜屋さんで働きはじめた聖輔は、
店主や仕事仲間、そしてバンドの仲間とのつながりの中、
亡くなった父の夢を追いかけ始めます。
大切なのは、形があるものではなく、人と人とのつながり
当たり前だけれども、忘れがちな大切なことを、
物語は教えてくれます。
2022年3月8日
いたやどクリニック 木村彰宏