林民夫さんの「糸」(幻冬舎文庫)を、読みました。
花火大会で出会った中学生のふたり
虐待を受けていた葵は、漣から引き離され姿を消します。
時が流れ、それぞれの人生を歩むふたりは
運命の糸に手繰り寄せられるかのように、
巡り会い、抱きあいます。
ページの間から、切々とした歌声が聞こえ始めます。
2022年1月9日
いたやどクリニック 木村彰宏