カンガルーの小部屋

2011.09.28

カンガルーの本棚 子どもの貧困

新日本出版社の「誰かボクに食べものちょうだい」を、読みました。

新聞の連載記事を、一冊にまとめたものです。

保育所、小学校、中学校、そして高校。

こどもの生活現場に足を運び、「教育と貧困」を見つめます。

取材先の小学校の校長先生の言葉が、心に残りました。

「子どもがおとなへのあこがれをもてるようにすること。

おとな自身が夢をもって子どもに語れることが大切です。

自分が勉強することが将来どのようにつながっていくのかを、子ども自身が描けるようにすることです」

小児科医師として、知っていくこと、声に出していくことの多さに気づかされました。

2011年9月28日

いたやどクリニック小児科 木村 彰宏