2010.04.19
カンガルーの本棚 子どもは話し方で・・
福田健さんの「子どもは話し方で9割変わる」(アステ新書)を読みました。
はじめに15の設問が書かれています。
□疲れて帰っても、元気よく「ただいま」と声をかけているか
□近所の人に自分から挨拶しているか
□一日一回、家族と会話の時間を設けているか
□「ダメ」ち言う前に、理由を説明しているか
□自分ひとり、喋っていないか
□親として、自分の気持ちを正直に伝えているか
□妻から相談された場合、面倒がらずに相談相手になっているか
□学校や先生の悪口を子どもの前で言っていないか
□忙しくて話が聞けないとき、「あっちに行ってなさい」と、追い払っていないか
□言葉だけでなく、奥にある子どもの気持ちを聞き取れているか
□家族で決めたルールを子どもが破ったとき、厳しく叱っているか
□できないことを叱るより、できたところをほめているか
□子どもに意見を言うように促しているか
□いじめにあったとき、「いつでもお前の見方だよ」と、子どもを支えているか
□勉強の出来不出来で、子どもを評価していないか
福田さんは、大人が子どもとの間で、ていねいなコミュニケーションを持つことができるように、具体例を多く引きながら解説されています。
上記の15の設問に、あまりチェックが入らない方に、おすすめの一冊です。
2010年4月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏