2011.09.24
カンガルーの本棚 専門家とは
児玉龍彦先生の「内部被曝の真実」(幻冬舎新書)を読みました。
神戸医療生協の道上理事長の推薦図書です。
この本は、2011年7月27日衆議院厚生労働委員会での意見陳述をまとめられたものです。
児玉先生は、東京大学アイソトープ総合センター長をされています。
「専門家とは、歴史と世界を知り、本当の危機が顕在化する前にそれを防ぐ知恵を教える人でなければならない」と、述べられます。
そのうえで、「放射能汚染を広範に徹底的に調べ、除染していかなければならない」と提唱されます。
放射能研究一筋に生きてこられた児玉先生の言葉に、それを受け継ぐわたし達の責任の重さを感じます。
2011年9月24日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏