2024.06.10
カンガルーの本棚 川を渡るとき
西條奈加さんの「三途の川の落しもの」(幻冬舎文庫)を読みました。
小学校6年生の少年は、自分の体から魂が抜け出ていく体験をします。
歩き続けて着いたところは、三途の川の河原。
現世への未練を残した人の訳を探しに、現生に戻る旅を続けるうちに、
少年は、自分の身に起きた出来事を思い出していきます。
不思議な、そして温かな物語です。
2024年6月10日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏