2023.02.11
カンガルーの本棚 思いを新たに
南杏子先生の「ブラックウェルに憧れて」(光文社文庫)を読みました。
大学を退官する教授とその教え子で、女性医師として活躍する4人の同級生の物語
20年近くの時を経て、眼科医、健診医、エスコートドクター、新生児科医として生きる
彼女らの前に立ちふさがる、きびしい現実
悩み苦しみ、それでも患者さんのためにと、立ち上がる女性たちの姿に
身が引き締まる思いがします。
毎日をそれなりに過ごすことに満足しないで、
まだまだやりたいこと、やり残したことに挑んでみようという
勇気を与えてくれる1冊です。
このところ、いろいろな分野の新書に手を伸ばし、
知的好奇心が満たされていましたが
小説も、いいものですね。
2023年2月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏