2020.03.07
カンガルーの本棚 情けは人の
岡田尊司先生の「愛着障害の克服」を、読みました。
長く医療少年院で勤務され、今は精神科クリニックで働かれている先生は
出会われた患者さんの背景に、愛着の障がいが見られるといわれます。
子ども時代に満たされなかった思いを、おとなになってからも引きずられて
苦しんでおられる方の多さに驚きます。
ペットや動物の世話をする、困っている人の面倒を見る、自分自身の子どもを育てる
こうした体験は、自身の愛着:アタッチメントを見直し育てる経験となるといわれます。
情けは人のためならず
愛着をキーワードに、まわりの方との付き合い方を見直そうと思います。
読まれると、自分が変われるきっかけがもらえますよ。
2020年3月7日
いたやどクリニック 木村彰宏