カンガルーの小部屋

2022.03.29

カンガルーの本棚 生きているだけで

小野寺史宜さんの「ライフ」(ポプラ文庫)を、読みました。

大学を卒業後、2度の転職を経験し、

今はコンビニでのバイト生活を送る主人公

少しひなびた街のアパートでの、出合いと別れ

小さなことでもいいから、誰かの役に立てるのではと、

一歩を踏み出そうとする主人公

大都市の中で、恵まれない生活を過ごしている若者の未来が、

明るいものでありますようにと、応援したくなる作品です。

2022年3月29日

いたやどクリニック 木村彰宏

71wJolqgFtS