2021.07.10
カンガルーの本棚 生きる意味死ぬことの意味
小林武彦先生の「生物はなぜ死ぬのか」(講談社現代新書)を読みました。
生物学者の小林先生は、自然界の仕組みを研究される中で、
この地球に生物が誕生した奇跡
そして、生まれ育ち、老いて死んでいく意味を解き明かされます。
食べて活動することで、少しずつ細胞は衰えていき
それをリセットするために生殖があり、
古い世代と置き換わっていく
その中で、新しい時代に適応できる次の世代が生まれ育ち そして・・
感情を持ち、喜びや悲しみに翻弄される人間も、
自然界のひとつの生物種であるという認識が、救いになるのかもしれません。
2021年7月10日
いたやどクリニック 木村彰宏