2022.03.22
カンガルーの本棚 縁がつながり
小野寺史宜さんの『縁』(講談社文庫)を、読みました。
駅の修繕屋に勤める青年、
しあわせに過ごす同僚を、受け入れることができないでいる女性
息子の後始末に奔走する男性
息子の就職の後押しを願う母親
生まれも育ちの異なる4人が出合い
それぞれが歩く道を踏み外す、その時に踏みとどまる縁(ゆかり)
作者の人を信じる温かさを感じる作品です。
2022年3月22日
いたやどクリニック 木村彰宏