2023.03.31
カンガルーの本棚 親と子のきずな
高橋和巳先生の「子は親を救うために心の病になる」(ちくま文庫)を読みました。
学校に行けなくなった子ども、虐待を受けた子ども
発達障害がある親の元で育てられた子ども
子どもが自分の課題を乗り越えるうえで見えてくる、親がもつ課題
カウンセリングは、その人の生き方や悩みをきくのではなく、
その「存在」を確認する作業だと、高橋先生は述べられます。
やさしい文体の中に、人の心に迫る深い内容が描かれています。
2023年3月31日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏