カンガルーの小部屋

2011.09.09

カンガルーの本棚 言葉のわかるボンネットバス

森沢明夫さんの「海を抱いたビー玉」(小学館文庫)を読みました。

大切にされ、「人の心」を持ったボンネットバスの物語です。

わたしの家には、言葉がわかる二匹の柴犬がいます。

言葉がわかるバスだなんてと、不思議な気持ちで読み進めました。

瀬戸内の小島から、越後の湯沢へと旅する中での、出会いと別れ。

小さな海色のビー玉に導かれ、物語は進みます。

「思う、言う、成る」

なんども繰り返される魔法の言葉は、わたしを勇気づけます。

2011年9月9日

いたやどクリニック小児科 木村 彰宏