カンガルーの小部屋

2010.03.18

カンガルーの本棚 読書の達人

松岡正剛氏の「多読術」(ちくまプリマー新書)を読みました。

正剛氏は、1944年生まれ。ネット上で書籍紹介「千夜千冊」を展開されています。

正剛氏の読書観、読書術が、ぜいたくに詰まったのがこの新書です。

「本は、著者と読者とで作られます。読書は、他者との交際なのです。」と、正剛氏は語ります。

プリマー新書は「中・高生をターゲットとして編集されている」と、自分なりに位置づけているのですが、大人が読んでも「なるほどすっきり」と思わせてくれる打率が高いシリーズです。

正剛氏の「多読術」も、期待にたがわず、ワクワクさせてくれる一冊です。

                       2010年3月18日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏