カンガルーの小部屋

2016.09.09

カンガルーの本棚 赤に染まる街

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重松清さんの「赤ヘル1975」(講談社文庫)を、読みました。

1975年の春から秋にかけての、広島の少年たちの物語。

父に連れられて、広島の街に住むことになったマナブ少年。

出合う人の心の中に、消えないでいる戦争の災禍

「よそもの」と言われながらも、少年はこの街を分かろうとし、

「ひろしま」を好きになっていく。

この年、広島カープは、念願のリーグ優勝を果たし。

少年たちも友情を深めていきます。

2016年の今年、25年ぶりのリーグ優勝を目前にしたカープ

当時の中学生は、中年になり、

いま、何を思っているのか、とても気になります。

        2016年9月9日

                いたやどクリニック 木村彰宏