宮下絵都さんの「たった、それだけ」を読みました。
母とわたしを捨てて、失踪した父
その父を、いつまでも待ち続ける母
ルイと名付けられた女の子が、転校を繰り返し
自分を見つめ、自分を取り戻していく
どんなに現実が厳しくても、明日はもう少し明るくなるかもと
少しだけ、主人公に「よかったね」と
声をかけたくなる小説です
2022年7月31日
いたやどクリニック 木村彰宏