カンガルーの小部屋

2022.07.31

カンガルーの本棚 逃げながら

宮下絵都さんの「たった、それだけ」を読みました。

母とわたしを捨てて、失踪した父

その父を、いつまでも待ち続ける母

ルイと名付けられた女の子が、転校を繰り返し

自分を見つめ、自分を取り戻していく

どんなに現実が厳しくても、明日はもう少し明るくなるかもと

少しだけ、主人公に「よかったね」と

声をかけたくなる小説です

2022年7月31日

いたやどクリニック 木村彰宏

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