2017.09.03
カンガルーの本棚 食べることの
原田マハさんの「まぐだら屋のマリア」(幻冬舎文庫)を、読みました。
料亭の偽装疑惑に巻き込まれ、職場を追われた青年
母を捨てたどりついたのは 地の果ての寒村
あたたかな味噌汁の香りに引き寄せられ、入った小さな食堂
マリアと呼ばれる女性との出会いが、青年を絶望の淵から救います。
マリアと呼ばれる女性の秘密
次々とたどり着く、行き場を無くした人々
物語は青年の目から、寒村に暮らす人々の温かさを描きます。
登場人物たちの謎に引き寄せられ、最後まで一気読みの1冊です。
2017年9月1日
いたやどクリニック 木村彰宏