カンガルーの小部屋

2017.10.04

カンガルーの本棚 鬼の一生

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葉室麟さんの「春雷」(祥伝社文庫)を、読みました。

九州の とある藩の家老の物語。

藩の借財を踏み倒し、年貢の取り立てを厳しくし

やがて人々の怨嗟の中で、「鬼」と呼ばれるようになった主人公が

何を守りたかったのか。

壮絶な死のあと やがて人々は、彼のことを「世直し様」と

呼ぶようになります。

時代が違えども、正義とは何かを教えられる一冊です。

     2017年10月4日

     いたやどクリニック 木村彰宏