カンガルーの小部屋

2022.09.14

カンガルーの本棚 黄金の蝶

飯嶋和一さんの「黄金旅風」(小学館文庫)を読みました。

寛永年間は2代将軍徳川秀忠から家光の世にうつり行く時代。

鎖国前の海外貿易が盛んな頃の、長崎の物語。

貿易商の家に生まれた型破りな末次平左衛門は、

長崎の民を守る一念で行動し、そして「黄金の蝶」を見ます。

歴史上の人物が多く登場し、読み進むのに難渋することもありましたが、

歴史に名を残す主人公の生き方に、大いに共感しました。

2022年9月14日

いたやどクリニック 木村彰宏

517LjYbaquL