2021.07.23
カンガルーの本棚 B面のはじまり
重松清さんの「ハレルヤ」(新潮文庫)を、読みました。
主人公は、学生時代バンドを共にした5人の男女
中年にさしかかり、思う通りの人生を歩めない彼らが
キヨシロ―の死をきっかけに、かかわりを開会します。
CDが標準となる前のレコードには、A面とB面とがありました。
人生のB面を演じ始める彼らの人生に
ハレルヤと作者は祝福を送ります。
2021年7月23日
いたやどクリニック 木村彰宏