カンガルーの小部屋

2010.09.28

カンガルーの輪舞曲 手作り給食

9月28日、宍粟市に講演に出かけました。

クリニックの新田栄養士さんも、同行です。

姫路駅まで、車でお迎えに来ていただき、会場の山崎防災センターまでは、1時間の道のり。

宍粟市四町の給食センターの栄養士さん、養護教諭の先生方が、お集まりになられました。

演題は「食物アレルギーの理解と、学校での対応について」

二時間弱の説明を、熱心にお聞きいただけました。

宍粟市にある、山崎、一宮、芳賀、千種、4つの学校給食センターの献立表を見せていただきました。

主食は、米飯。おかずは、調理済み加工食品は殆ど使われずに、手作りです。

もちろん、醤油やおみそ、ハムなどは、市販品を使われていますが、エビフライやハンバーグなどは、食材からの手作りです。

28日の献立の、「きのこコハンバーグ」を試食させていただきました。

卵、牛乳、小麦は使われず、つなぎはかたくり粉です。

お味は、絶品。

自称「外食王」のわたしから見ても、神戸のレストランでも出せるお味です。

旧山崎町の給食センターにおられた田路栄養士さんが、山崎町ではじめられた「手作り給食方式」が、10年を経て、宍粟市全市に広がっています。

アレルギーがある子どもにも、アレルギーがない子どもにも、質のよい学校給食を提供しようとされる意気込みが、伝わってきました。

多くのことを教えていただけた、宍粟市訪問でした。

                       2010年9月28日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏