カンガルーの小部屋

2017.08.10

クリニックだより なんだかうれしくなって

夏2017.08.08  (31) 夏2017.08.08  (32)

区役所で開かれた乳児健診を終え、

門を出たところで、通り雨に出合います。

駅に向かう短い間にも、服にもリュックにも雨がしみこみます。

タイミングよくやってきた特急は、空席が目立ちます。

向かいの長椅子には、退屈したのか3才過ぎの男の子がでんぐり返りして遊んでいます。

「いい子にできるひと~」と、おかあさんは止めるのに必死なご様子

数分後、「いたやど つぎは いたやどです」と、

降車駅のアナウンスが流れます。

男の子は「いたやどって、なに?」って、おかあさんに尋ねます。

「いたやどクリニックの、板宿ですよ」と、おかあさん。

男の子は「いたやどクリニックのいたやど なんだ」と、納得の様子。

わたしは、乗り過ごさないようにと、あわてて降車します。

姫路までむかう特急電車

おかあさんと男の子が、どこまで乗っていかれるのか とても興味がありましたが、

思わぬところでのクリニックの名前。

なんだかうれしくなりました。

          2017年8月10日

          いたやどクリニック 木村彰宏