2017.08.10
クリニックだより なんだかうれしくなって
区役所で開かれた乳児健診を終え、
門を出たところで、通り雨に出合います。
駅に向かう短い間にも、服にもリュックにも雨がしみこみます。
タイミングよくやってきた特急は、空席が目立ちます。
向かいの長椅子には、退屈したのか3才過ぎの男の子がでんぐり返りして遊んでいます。
「いい子にできるひと~」と、おかあさんは止めるのに必死なご様子
数分後、「いたやど つぎは いたやどです」と、
降車駅のアナウンスが流れます。
男の子は「いたやどって、なに?」って、おかあさんに尋ねます。
「いたやどクリニックの、板宿ですよ」と、おかあさん。
男の子は「いたやどクリニックのいたやど なんだ」と、納得の様子。
わたしは、乗り過ごさないようにと、あわてて降車します。
姫路までむかう特急電車
おかあさんと男の子が、どこまで乗っていかれるのか とても興味がありましたが、
思わぬところでのクリニックの名前。
なんだかうれしくなりました。
2017年8月10日
いたやどクリニック 木村彰宏