カンガルーの小部屋

2010.04.14

クリニックだより 教頭先生にお越しいただきました

4月14日夜、須磨区の小学校の教頭先生に、クリニックまでお越しいただきました。

担任の先生、養護の先生、栄養の先生もご一緒です。

今年入学された男の子さんは、卵、牛乳、小麦にアレルギーがあります。

アナフィラキシーショックをおこした経験もあります。

①食物アレルギー全般のお話し

②症状が出たときのみつけかたと、その後の対応

③食物アレルギー症状が出ないようにする取り組み

④クラスの子ども達との関係

の順に、1時間半近く学校での対応について話し合いました。

昨日から給食が始まりましたが、担任の先生もベテランの先生で、持っていったおにぎりも上手にトレイに配膳していただいたようで安心しました。

養護の先生も、これまでに実際にアナフィラキシーの場面に立ち会われたことがおありとのことで、こころ強く思いました。

「誰にでもいいときも、ピンチの時もある。でも、そんな時には誰かが助けてくれる。反対に困っている人が近くにいたら、自分のできることを考えてみようと思う。」

男の子が、こんな温かい大人に育ってくれることを願いながら、家路につきました。  

                       2010年4月14日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏