2018.04.07
聴診器のむこうに いつの間におにいさん
中学生になる男の子は、得意げにグッズを取り出します。
「これ、みせたろか」と広げると、お金模様の扇子です。
男の子は、堂々とした体格で、どこかの青年実業家風
「もし、本物のお金だったら、何につかうの?」って、たずねると
「壊れた家を直す」と、予想外のこたえです。
「えっ、おうち 壊れてるの」って、追加の質問をすると、
「あっ、震災や災害で、壊れた家を直してあげます」
思わず手を伸ばし、頭をなでなでしてしまいました。
2018年4月7日
いたやどクリニック 木村彰宏