カンガルーの小部屋

2010.06.06

聴診器のむこうに おじいちゃんみたい

11才の男の子は慎重派。

おかあさんは「競争心がないんです。」と言われます。

それでも道を歩いていて看板が倒れていると直したり、お店屋さんのパンフレットの山が乱れているとそろえたりと、やさしいところがあります。

「おじいちゃんみたいでしょ」とおかあさんはからかわれますが、いえいえ近頃のおじいちゃんは、そんなお世話好きな方ばかりではありません。

男の子は「ふつうのおじいちゃん」ではありません。

「世話焼きのいいおじいちゃん」と呼んであげてくださいね。

                       2010年6月6日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏