2010.04.19
聴診器のむこうに またまた科学者
名門中学に合格した男の子が、またひとり来られました。
「将来なにになりたいの。」とお聞きしますと、「科学者です。」という答え。
先日の男の子も科学者という答えでしたので、クリニックでは科学者が大人気です。
男の子は喘息で通院されています。
「研究室にこもって、本を読むだけが科学者ではありません。海に潜ったり、山に登ったりすることで分かる研究もあるのですよ。そのためには身体をしっかりと作ることも忘れないでくださいね。」と、吸入を忘れないように助言しました。
たまには小児科医らしいことも言うものでしょ。
ところで、科学者っていうけれど、どこまでが科学者と言えるのかと疑問に思っています。
「おとうさんは、科学者に入るのかなあ?」と言いますと、「ただの変質者」と子どもが答えました。
2010年4月19日