カンガルーの小部屋

2011.03.26

聴診器のむこうに 庶民の味

2才半の子どもは、シーチキンが本日のお題。

タッパーに入れたシーチキンを取りわけます。

まずは、5g。

そして、15g。

おいしそうに食べ、症状も出ません。

「よかったね、食べられるものが、ひとつ増えて。家計に優しいし。」

と言いますと、おかあさんが「そうです」と、微笑まれます。

「庶民の味だもんね」と言いますと、男の子は「しょみん、しょみん」と、はしゃぎます。

ひとつでも食べても大丈夫なものが増えること、それも、なるべく手に入りやすいものを。

庶民の味は、みんなの味方です。

                      2011年3月26日

                      いたやどクリニック小児科 木村 彰宏