カンガルーの小部屋

2010.04.20

聴診器のむこうに 若き3才児の悩み

3才になったばかりの男の子が来られました。

「ぼく、なんさい?」と尋ねますと、指をしきりに動かします。

その動きがとてもおかしく感じられましたので、「ごめん、写真に撮るから、もう一度なんさい、してくれない?」とお願いし、パチリとゲット。

すぐ後に、3才3か月の男の子が来られました。

「ぼく、なんさい?」と尋ねますと、「さんさい。」といいながら、どうにか指を3本立てようとします。

これまた、パチリとゲット。

おふたりとも、「家ではできるんですけどねえ」とは、おかあさんの弁。

人生の悩みは、若くして3才児に始まることを発見しました。

                       2010年4月20日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏