カンガルーの小部屋

2010年 1月

  • 2010.01.31

    散歩のたのしみ ドッグシック

    東京での研修会に出席するために、東京タワーの近くのホテルに泊まりました。

    朝食を食べたあと、1時間ぐらいかけて散歩を楽しみました。

    東京タワーのまわりをぐるりと一周し、いろいろな角度から写真をとりました。

    昭和33年誕生とのことですから、人間ならだいぶくたびれる年におなりでしょうが、いやなかなか立派にそびえ立っています。

    芝公園までくると、ベンチに座り若い男の人がパンを食べています。その前で、白いワンちゃんがパンを欲しそうにしきりに合図を送っています。

    ナナを思い出し、近寄ろうとしましたが、変な人と間違われても困りますので、通り過ぎました。

    朝の散歩は、やはりナナやハッちゃんと一緒に歩くのが一番です。

    ホームシックならず、ドッグシックの朝になってしまいました。

                        2010年1月31日

                        いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2010.01.29

    クリニックだより 新型インフルエンザワクチン集中接種日の終了のお知らせ

    新型インフルエンザワクチンの集中接種日は、1月29日(金)を最終とし、終了いたしました。

    2月以後の接種は、小児科では予約日を設けず、来院された当日に接種いたします。

    かかりつけの患者さんで、新型インフルエンザワクチンを接種希望の方は、月曜~金曜の小児科診察日にお越しの上、お申し込みください。

                           2010年1月29日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.29

    聴診器のむこう どこの学校?

    入学を前に、MRワクチンを受けに来られる方が増えてきました。

    リラックスをしてもらおうと、「どこの小学校にいくの?」と質問をします。

    15分間の皮内テストを終わり、いざ本打ちという時になって、また「どこの小学校にいくの?」 すかさず「さっき、聞いたんとちゃうのん」と逆襲されてしまいました。

    MRワクチン(麻疹、風疹)のⅡ期接種期間は、6歳児の入学前、3月31日までです。                         

    この4月に入学をひかえられている子どもさんは、お急ぎください。

    予約は不要です。接種券と母子手帳をお持ちくだされば、来院当日に接種いたします。

                           2010年1月29日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏  

  • 2010.01.28

    7+8= ナナとハッちゃんのごはんタイム

    新型インフルエンザ対策として、秋にナナとハッちゃんのドッグフードを大量に買い込みました。賞味期限は大丈夫なのですが、ドッグフードばかりが続くと、ナナとハッちゃんもさすがに飽きがくるようです。ドッグフードを前に、首をかしげながら、これじゃないという顔をします。

    そんな時には、子どもにも使う手でおだてます。

    「ハッちゃん、いいのもらったねっ。素敵!。グルメっ。」「ナナちゃん、頑張って食べてるねっ。えらいね。いよっ、大統領!」思いつく限りの言葉をかけます。

    すると不思議なことに、イヤイヤをせずに完食します。

    今日も子どもとふたりで、よいしょ食べをさせました。

    いろいろな言葉をかけたあと、思いあまって子どもが、「わあ、おいしそう!おねえちゃんも食べてみたいわっ。」と言います。

    すかさず私が「そんなら、食べてみたらっ」と、つっこみをいれますと、「えっ、えっ、遠慮します。」

    ふたりの笑いもなんのその。声援を受けて、今日も完食です。

                           2010年1月28日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.27

    思い立ったら、よくじつ

    宿題の星の観察をあしたに伸ばそうとする子どもが、「思い立ったら、よくじつ」と言いました。

    おいおい、それは「思い立ったが、吉日」でしょ。

    先延ばしにしないようにと、星座盤を片手に、厚手のコートを着せて、デッキに出ます。

    シリウス、プロキオン、ベテルギウス。この3つの星で形作られるのが、冬の大三角。

    火星も大接近中。

    いろいろと説明してくれるのはうれしいのですが、お風呂上がりの身にはこたえます。

    星の解説は、できれば暖かいお昼間にでもお願いしたいものです。

                           2010年1月27日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.26

    お好み焼きのうらおもて

    歓送迎会を兼ねて、クリニックの新年会を開きました。

    市場のお好み焼き屋さんをお借りして、総勢20名の焼き焼き大会です。

    途中から、店主さんにお願いをして、店の厚手の鉄板で焼かせていただきました。

    ネギ焼き,うす焼き、モダン焼き。しっかりとコーチしていただきながらの一日見習いです。

    コテの角で、焼け具合を確かめたり、うす焼きは少し強く押しつけたり、ひっくり返す時に思い通りの位置に着地できると、なんとも言えない心地よさ。楽しい時間を過ごさせていただきました。

    問題はやまいも焼き。大きく切られたやまいもは、生地の上で滑ります。勢いよくひっくり返すとやまいもが飛び出てしまいます。あわてて生地の中に押し戻し、つなぎの生地をかけて修復します。こんな難しい注文をした職員は誰ですか。

    そうそう、お世話になったお好み焼き屋さんは、徒徒路(ととろ)と言います。いたやど市場の中の2階にあります。平日は16時から23時までの営業です。いたやどにお越しの折りには、是非ご利用ください。

                           2010年1月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.26

    クリニックだより 寒椿

    義理の祖母から木目込みパッチワークの額を沢山いただきました。

    全部で12個いただきましたので、季節毎に小児科の入り口に飾ろうと思います。

    2月の図柄は寒椿です。

    クリニックに来られた折りは、探してみてくださいね。

                          2010年1月26日

                          いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.25

    聴診器のむこうに② ぼくの好きな時間

    男の子に、「ぼく、学校ではなんの時間が好き?」って聞きました。

    答えは、「3時間目!」

    「3時間目って、なにの授業?」と続けますと、「いろいろ」

    なぜ3時間目なんだろうと、気になりながら、答えを聞けないまま診察が終わりました。

    帰宅後この話をしますと、「好きな授業は?って聞いたの、それとも好きな時間は?って聞いたの」と確認されました。

    なるほど「何の時間が?」って尋ねると、答えは時間が返ってきます。正確には「何の授業が?」って尋ねるべきだったのでしょう。

    お風呂の中で子どもに同じ質問をしますと、0.7秒の速さで「休み時間」という答え。親の会話を聞いていて、自分も聞かれると準備していたとのことです。

    それにしても、男の子はなぜ3時間目と答えたのでしょうか。1時間目や2時間目はまだ眠気がとれなくて不調。3時間目になると、頭の働きはようやく全開状態。4時間目はお昼近くなり、おなかがすいて集中できなくて・・・。

    いろいろと考えるのですが、答えは男の子だけが知っていそうです。

    あのとき急がずに、「なぜ3時間目なの?」って、もう少し聞いておけば良かったと、いま思っています。

                           2010年1月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.25

    散歩のたのしみ 不思議な足跡

    寒い朝は、車のフロントガラスも凍りつきます。

    子どもの登校に合わせて、フロントガラスに少しいたずらをしました。

    手のひらで霜を溶かして、肉球(動物の足の裏のやわらかいところ)を描きます。それも15cmくらいの特大サイズのものを。

    子どものお友達が登校時に見つけて、「おじちゃん、これなにっ」と聞きました。

    「さあ・・」と首をかしげてみせると、「えーっ」と素直に驚いてくれました。

    寒い朝には、不思議な足跡が見つかることがあります。

    早起きをしたら、探してみてくださいね。

                           2010年1月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.24

    クリニックだより 急病診療所近況 嘔吐下痢症

    1月24日の夜、神戸市の急病診療所に出かけました。

    インフルエンザの患者さんは数名と、一時のことを考えると圧倒的に少なくなりました。

    その代わりに、嘔吐下痢症(おなか風邪)が大流行しています。

    いきなり吐き始めて、その後は下痢に傾きます。

    みなさん、脱水を心配されるのですが、すぐには脱水にはなりません。

    むしろ与えれば与えるほど吐き気をひっぱりますので、重症化につながります。

    以下に脱水の見分け方と、その対処法について説明しますので、ご参考にしてください。

    次にあげる症状や様子の変化があれば、脱水状態と考えます。

    「嘔吐が続いている」 「目が落ちこんでいる」 「泣いても涙が出ない」 「皮膚や口・舌が乾燥している」 「機嫌が悪い」 「ぼんやりしたり眠りがちになる」 「顔色がわるい」 「おしっこの量が減る」 「おしっこの色が異常に濃いくなる」 「水分を飲ませようとしても飲んでくれない」 

    脱水状態を改善させるためには、経口補水液を飲ませると有効です。

    ①脱水状態を改善させるためには、水分だけでなく、塩分と糖分もバランスよく摂ることが有効です。

    ②市販されているスポーツ飲料でもよいのですが、塩分バランスが低めのことが多いようです。その中では「ポカリスウェット」が比較的バランスよく作られています。 また、「OS-1」という経口補水液が調剤薬局で取り扱われていることがあります。 一度ご相談されるとよいでしょう。

    ③飲ませる目安は、   

      乳児では、体重1Kg当たり 30 ~ 50 ml / 日

      幼児では、                          300 ~ 500 ml / 日

      学童~成人では、          500 ~ 1000 ml / 日  です。 

    ④飲ませるコツは、一度にたくさん飲ませないことです。

     一口ずつか、ティースプーンなどを使い、少量ずつ頻繁に飲ませてください。

     ある程度飲ませても吐かなければ、自由に飲ませてください。

    ⑤尿量が増えてきたり、色が薄くなってきたら、脱水状態が改善してきた証拠です。

    ⑥嘔吐が続くようなら、主治医にご相談ください。

                           2010年1月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.24

    カンガルーの本棚③ 「ほめ言葉」ブック

    平木典子さんの「ほめ言葉」ブックを読みました。大和出版からの発行です。

    「子どもはしかって育てるより、ほめて育てましょう」とよく言われますけれども、実際に子どもをほめることは簡単ではありません。

    うまくいった時や、人より優れた時には、素直にほめることができるのですが、そうでない時にもほめるとなると、なかなか難しいものです。

    平木さんの本では、いろいろな場面でのほめ言葉を、かわいいイラストとともに、分かりやすく説明されています。

    1.好きは好きと言ってみよう

    2.「気づきました」のサインを出そう

    3.ありのままのその人を受け入れよう

    4.感謝の気持ちをいろいろな言葉に託そう

    5.相手の<魅力>や<すごさ>を知らせてあげよう

    6.こんなとき、こう励まそう

    7.こんなとき、こうねぎらってあげよう

    まわりの方の良いところに気づき、その方とよい関係を結ぶための言葉がぎっしりとつまっています。

    子どもだけではなく、家族やご近所、職場の人との関係にお悩みの方、ご一読されることをお勧めいたします。

                           2010年1月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.23

    散歩のたのしみ⑤ 冬のスイカ

    今夜は月齢7.8日。冬空に半分姿のお月さまが昇っています。

    子どもが「黄色いスイカみたいだね、おとうさん」と言いますので、「上半分は誰が食べたんやろ?」と答えました。

    子どもは、しばらく考えていましたが、「だれがたべたんやろ・・・」

    その時、ハッちゃんがネコを見つけて急に走り出します。

    気持ちは天空から地上へと急転回。

    ふゆ 真っ盛りです。

                           2010年1月23日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.23

    かんがるう目線 やったね 明石市

    昨朝のミーティングで、看護師長が「子宮頚がんの予防ワクチン、明石市で公費負担になるのよ」と教えてくれました。

    子宮頚がんは、毎年1万人以上がかかり、約3500人が亡くなるといいます。

    子宮頚がんの99%は、ヒト・パピローマ・ウィルスの感染が原因とされます。

    12月22日に発売されたワクチン「サーバリックス」はこのうち、60~70%の子宮頚がんウィルスの予防に効果があるとされています。

    ただこのワクチンは、3回打って初めて十分な免疫ができるのですが、3回接種で4万円~6万円かかります。今は、全額自己負担です。

    この自己負担額の高さのために、なかなかお勧めできないでいました。

    1月22日の神戸新聞によると、「明石市在住の小6~中3の女子が対象で、事業費8080万円を2010年度予算案に計上する。助成は県内の自治体で初めてという。対象者は指定の医療機関で無料で受けられる。」と報道されています。

    年初の小児科の集まりで、Hibワクチンやサーバリックスワクチンが話題になり、「公的助成が進むよう、小児科医師もしっかりと社会的な発言をしていきましょう」というお話しをした所でしたので、今回の明石市の決断は本当にうれしく思いました。

    明石市だけでなく、神戸市などいろいろな自治体で同様の動きが起きることを、強く期待します。

                           2010年1月23日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.23

    聴診器のむこうに① おねえさんは、ネコ年生まれ

    5才の男の子の目の下に、引っ掻き傷を発見しました。

    「どうしたの?」と、お聞きしますと「おねえちゃんとケンカして・・」とお母さん。

    「おねえさんは、きっとネコ年生まれなんだ。」と言いますと、男の子は何のことかとポカンとした表情。

    5才の子どもに、干支の話は伝わらなかったようです。

    診察室に、さむい空気が流れました。

                          2010年1月23日

                          いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.22

    散歩の楽しみ④ 朝のあいさつ

    愛犬とお散歩をしながら困ることがあります。

    向こうから同じようにワンちゃんを連れた散歩姿を発見しますと、すれ違うときにケンカをしないかとドキドキします。どこですれ違えば良いのかと素早く頭を回転させます。

    一歩一歩と近づくごとに、高まる緊張感。足元のハッちゃんは早くも戦闘モードです。

    そんな時、「おはようございます」とあいさつをされますと、急に緊張感は溶け出します。飼い主さんとワンちゃんとを見比べて、目のところが似ているなっ、歩き方もそっくりだなっと楽しむ余裕もうまれます。

    今度お会いするときには、私の方から先に「おはようございます」と声をかけようと思います。

    朝の散歩には、ドキドキ感とホット感と、いろいろなドラマが待っています。

                           2010年1月22日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.22

    おかあさん教室を再開します

    インフルエンザ流行ため、12月、1月とお休みしていました「おかあさん教室」を2月から再開します。

    食物アレルギーのこと、喘息のこと、アトピー性皮膚炎のこと、子育てのこと、なんでも相談ありです。先着順に相談事をお受けし、参加者のみなさんと一緒に考えます。

    毎月 第Ⅰ、第Ⅲ木曜日の9時半~12時までのあいだにお越しください。

    予約は不要です。

    参加費は、組合員さんは無料。組合員さんでない方は315円です。

    これを機会に、神戸医療生協にお入りください。きりんノートなど、いろいろな特典もありますよ。

                           2010年1月22日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.21

    カンガルーの本棚② 大人のAD/HD

    AD/HDという言葉をご存知ですか。

    AD/HDは注意欠陥・多動障碍の略です。

    多動性・衝動性・不注意を特徴とする脳の特性です。

    これまではどちらかといえば子どものAD/HDが注目されてきましたが、最近になりようやく成人に達したAD/HD、即ち大人のAD/HDが注目されるようになってきました。

    田中康雄先生著、講談社発行の「大人のAD/HD」は入門書として最適の書と思います。

    AD/HDの方が持つ積極性や柔軟性などのハンター(漁師)的要素を大切にしながら、気の長さや計画性などのファーマー(農民)的要素の弱さをいかにカバーしていくかなど、教えられることが多く書かれています。

    何となく生きづらさを感じられている方に、ご一読されることをお勧めいたします。

                           2010年1月21日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.21

    かんがるうっ子 おねえちゃんのタオルケット

    子どものタオルケットが、ナナに払い下げになりました。

    子どもが生まれた時にいただいた、ミッキーの図柄のタオルケットです。

    新生児の時から、洗濯の時以外はずっと子どもと一緒。

    旅行の時にも、病気の時にも、ずーっと一緒。

    おかげで、すり切れて、ちぎれて、すっかり原型を留めなくなっていました。

    それでも子どもはミッキーのタオルケットが大好き。これがないと眠れません。

    あまりにも痛みが激しく、体に巻き付いて危ないために、納得をさせて所有権をナナに移しました。

    ナナはというと、頭にかぶってにおいをかいで、「おねえちゃんのにおいがするよー」っと大満足。一晩でさらにボロボロになりました。

    みなさんは古くなったタオルケットは、どのようにされていますか。

                           2010年1月21日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.21

    散歩の楽しみ③ 霧の朝

    夕方からの雨も小降りになり、霧の朝となりました。

    数日前まで、歩くとシャリシャリと霜の音がしていた土道も、今朝はしっとりと柔らかく、

    じゅうたんの上を歩くよう。

    ナナとハッちゃんの足取りも心なしか軽やかです。

     

    土曜日から体調を崩してお休みしていた子どもが、数日ぶりに今日から登校しました。

    元気で学校に通ってくれること。親の一番の願いです。

                           2010年1月21日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.20

    きりんニュース最新号(乾燥対策四箇条)

    きりんニュースの最新号ができあがりました。

    新婚ほやほやの薬剤師、原さんの力作です。

    ①おふろの入り方

    ②保湿の仕方

    ③湿度管理

    ④自分の手で確かめて

    小児科外来でお配りしています。受診されるときには、是非お持ち帰りください。

                           2010年1月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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