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2010.02.28
7+8= 302個目はスーパーボール
お休みの日、近くの公園でドッジビー(フリスビーの変化型)で遊んだあと、家の前の緑道でハッちゃんがダッシュ。
植え込みと塀とのすき間に身体を入れます。
少し離れたところに、ボールが見えます。
代わりに手を伸ばすと、スーパーボール。302個目です。
子どもにボールを手に、ポーズを決めてもらいました。
やったね、ハッちゃん。
でも、花壇のレンガを2つも倒してしまいましたよ。
2010年2月28日
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2010.02.28
聴診器のむこうに こくぼ二世くん
花粉症のシーズンですので、鼻をかみすぎたのかと思い尋ねますと、「ころんだんです。」と、おかあさん。どんな状況での出来事なのかの説明会になりました。
「雨の日で、右手には手提げバッグ、左手にはカサ。ランドセルは重くて、顔面からころんだんです。」
「しかも学校のローカで、コンクリートのうえで・・」ひぇー痛そー。
「上着もローカも血まみれになって、すぐ呼び出されました。」わーっ、とっても大変。
バンクーバー・オリンピックでは、何かとお騒がせのこくぼ選手。
顔面を強打し、腫れあがった写真と、男の子の姿とがダブリました。
「でも、泣かなかったんです。先生がほめてくださって・・」
おかあさんの最後の言葉をお聞きし、安堵しました。
こくぼ選手ではないですが、「怪我ですか、それがあっての小学生なんで・・」とでも言いそうな、将来が楽しみな男の子の顔でした。
2010年2月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.02.28
カンガルーの本棚 日本がもし
池上彰さんの「日本がもし100人の村だったら」(マガジンハウス)を読みました。
読みましたと言うよりも、眺めましたというべきかもしれません。
見開きの左半分は、大きな文字と数字。
そして、右半分は写真とイラスト。
以前「世界がもし100人の村だったら」という本を読みましたが、この本はその姉妹編。
数字に表されたいろいろな事実。
そして数字にかくされたいろいろな喜びと悲しみ。
この国の形が、小さな本の中から浮かび上がってきます。
たのしい本ではありません。でも、とても大切な一冊です。
2010年2月28日
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2010.02.28
かんがるうっ子 多数決
夕食を兼ねて居酒屋さんに行きました。
ほろ酔い気分で帰りましたが、お散歩が残っています。
風が強く、寒い夜になりましたので、「お散歩、行きたくないね~」「一回ぐらいパスしようか」と話していました。
「今日のお散歩、パスしてもいいと思うひと?」と声をかけますと、家族3人が手を挙げます。
「ナナとハッちゃんは、両手を挙げるかもしれないよ。そうすると、4対3で、お散歩行こう派が勝よ」と言いますと、家族全員が両手を挙げます。これで、4対6の逆転です。
「ナナとハッちゃんが両手両足を挙げたらどうする。4本×2=8対6でお散歩行こう派がまたまた大逆転」と続けますと、子どもが「ナナもハッチも手ないやん。前足と、後ろ足、って言うやん」と反論します。
なるほど、でもナナもハッちゃんも、お手ができますよ。
結局、挙手による多数決にはなじまないと言うことで、今夜のお散歩には、家族5人全員で行くことになりました。
よかったね、ナナとはっちゃん。
2010年2月28日
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2010.02.27
7+8= ハッちゃん しかとする
雨上がりの公園、大きなゴムボールが落ちています。
どこかに穴が開いているのか、少ししぼみ気味。
それでもハッちゃんは、猛ダッシュでゲットです。
しばらくボールと格闘すると、急に興味をなくします。
ハッちゃんの体重で押しつけられたゴムボールは、哀れにも半分に折れて帽子状態になっていました。
記念写真をと、ハッちゃんの鼻先にボールを近づけるも、しかとします。
帰っておかあさんにこの話をしますと、ハッちゃんは丸い物に興味を示すとのこと。
ハッちゃんは、丸くないボールは、ボールじゃないと考えているのでしょうか。
わたしはてっきりボールのにおいにだけに反応しているのかと思っていましたので、丸い形も探索条件に入っていることに驚きました。
でも、審査委員長のわたしは、このゴムボールも301個目のボールとして、認定することにしました。
2010年2月27日
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2010.02.27
カンガルーの本棚 食堂かたつむり
小川糸さんの小説「食堂かたつむり」を読みました。
美しい描写に満腹です。
翡翠色の実、玉ねぎの薄皮みたいに半透明の雲、地球をそのまま巨大なはちみつのビンに沈めたみたいな夕焼け空、フラミンゴのようなピンク色の空、コーヒーゼリーのようにつるんとした真っ黒な目。
その鮮やかないろ使いの美しさは、ページをめくるごとに、わたしを楽しませてくれます。
ありふれた食材のひとつ一つを、いとおしむように文字に置き換えられた豊かな表現は、わたしのこころを瑞々しくしてくれます。
読みすすむごとに、やすらぎを与えてくれる小説です。
2010年2月27日
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2010.02.26
聴診器のむこうに 店長 パート2
診察を終え、女子フィギュアのフリー演技を見ようとテレビがある待合室にむかいますと、「店長!」というお声がかかります。
少し、間をおいて、「ハ、ハイ」
あたまの中を、急いでフィギュアモードからブログに戻します。
いつもブログを見ていただきましてありがとうございます。
でも、出前のご注文は、フリー演技が終わってからにしてくださいね。
2010年2月26日
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2010.02.26
聴診器のむこうに こんなにかわいいのに
今日は1才半の男の子の登場です。
このところ、予防注射や採血で、痛い思いをしていますので、診察室に入ってくるなり泣き続けます。
卵を初めて食べる日ですが、涙はとまりません。
しかたなくたまごは、待合室で食べていただくことにしました。
診察室から出られるときに、「15年たったら、男の子はおっさんになるから。」と励ましの言葉をかけますと、おかあさんは、「それがこわいんです。こんなにかわいいのに。」と答えられました。
おいおい、なぐさめるつもりで落ちこませて、どうするんですか、カンガルー店長。
2010年2月26日
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2010.02.26
かんがるうっ子 傘おれたよ
今日は風がとても強い朝です。
通学路を、傘を半分つぼめて、吹き飛ばされそになりながら子ども達が歩いていきます。
男の子は「どうせ、ぬれるからいっしょや。」と、傘をたたみ、風に向かっての宣言です。
子どもは、調子が悪くお休み。お友だちに連絡帳を託します。
「かさ、また折れてしもてん。買ったばっかりやのに。」とおしゃれな傘を見せてくれます。
「少し待っててね。」と告げて、子どもが使わなくなった傘を取ってきました。
ウサハナの絵柄が付いた、超かわいい傘です。
おしゃれなお友だちには、少し幼児っぽいのですが、「いいよ、ありがとう」と持っていってくれました。
あめ風が強い朝、傘と一緒にとばされて、オズの魔法使いの国まで飛んでいかないように気をつけましょうね。
2010年2月26日
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2010.02.26
学園都市で勉強会をしました
2月25日、神戸学園都市のユニティーで、公開勉強会を開きました。
医療生協の学園都市支部主催で、年に3回のペースで開いています。
今回は「冬場に気をつける子どもの感染症」です。
嘔吐下痢症が流行しています。
冬期嘔吐下痢症の主な原因は、ロタウィルス、ノロウィルス、アデノウィルスと言われていますが、この解説から入り、ご家庭での看護の仕方に話を進めました。
後半はフリー討論というよりも、おしゃべり会。
報道のあり方や、オリンピック選手の服装のあり方など、子育てと結びつけて話が拡がりました。
参加された方は多くありませんでしたが、中身の濃い勉強会をなりました。
2010年2月26日
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2010.02.25
聴診器のむこうに おひなさま
もうすぐひな祭りです。
あと数日で3歳になる女の子が、おひなさまをビニール袋に入れ、大切に持って登場です。
保育所で作った帰りなのでしょうか。かたときも袋から手を離しません。
お願いをして、袋から取り出し、カメラでパチリ。
かわいい写真が撮れました。
春は食物アレルギー指示書や、障害者年金、自立支援法などのいろいろな書類書きで忙しくなります。
また春は、学校や施設の現状をお聞きする機会も多くなり、憤りから気持ちのバランスを保つことが難しいときがあります。
今日も学校の食物アレルギー対応のことで、少しイライラしていましたが、おひなさまを見せてもらうと、うそのように落ち着くことができました。
女の子とおひなさまに感謝、感謝です。
2010年2月25日
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2010.02.25
7+8= 300個目の快挙
女子フィギアのショート演技が終わり、日本中が沸きがっていた翌朝、ハッちゃんが300個目を記録しました。
2005年8月16日生まれの4才6か月での達成です。
1才のときから、ボールを集めに興味を覚え、独学でボールを探し当てる技術を習得。
夏の暑い日も、冬の寒い日にも、公園や散歩道を探し回り、それでも見つからない日が続きました。
しかし、ボール集めと言うライフワークからは、一度もぶれることなく、今日の快挙にいたりました。
帰ってから、おいしい朝ごはん。夜はCOOPさんの半額唐揚げで、乾杯。
ハッちゃん、あなたは我が家の誇りです。
いつまでも元気で長生きをして、ボール集めを続けてくださいね。
みなさん、これからも応援、よろしくお願いいたします。
2010年2月25日
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2010.02.24
聴診器のむこうに 予防注射
2月のはじめに、歯科の事務長さんに、インフルエンザワクチンを接種しました。
いつもダンディーな方ですが、その日は一段と物静かで言葉も控え目です。
接種が終わって、急に顔色もよくなられ、おしゃべりも増えました。
それって、ただ注射が怖かったっていうことですか?
子どものみなさんへ。みなさんの方が注射のときに頑張っていますよ。
注射を怖がっているおとなを見かけたら、「だいじょうぶだから」と、励ましてあげてくださいね。
2010年2月24日
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2010.02.24
おおきな土鍋
午前の診察が終わり、疲れたときには、お昼休みのご飯をパスしてその時間をお昼寝にあてようかと思うときがあります。
でも、ご飯を食べないと、午後からの診察が持ちません。
今日は、かかりつけの定食屋さん「あじくら」に、迷いながらも足を運びました。
今日の定食メニューは、サンマの焼いたのと、カキフライと、鶏の炒めたもの。おなかに重い気がして、もう一つ気乗りがしません。その旨を告げますと、特性のおじやを作ってくださいました。
両方の手のひらよりもおおきな土鍋に、いっぱいのおじや。
「どうぞ、お食べ」と勧められても、見ただけで、とてもおなかに収まりそうにもありません。
食べ進むうちに、からだが温かくなり完食。
おかげで午後からの診察の元気が生まれ、大感謝です。
いたやどクリニック小児科の元気の素は、「あじくら」のママですよ。
2010年2月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.02.24
散歩のたのしみ 霞はじめて棚引く
今日は、七十二候の「霞はじめて棚引く」
暦通りの朝となりました。
坂の上は、かすみにけぶります。
公園の木々も、どこか幻想的。
遠くの山々は、雲の上に浮かぶ島のよう。
いつもより念入りのお散歩。
すっかりと時間を忘れ、ナナとハッちゃんに「ご飯はまだ?」と、しかられました。
2010年2月24日
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2010.02.23
7+8= ハッちゃん リーチです
夜の上の公園。入り口のそばの街灯だけが、薄明るく傾斜面を照らします。
急にリードを引っ張ったハッちゃんは、身体の全てを茂みに押し込んで、クンクン。
茂みの少しの隙間を出たり入ったり。でも、お目当てのものは見つかりません。
あきらめて土手の上を歩いていきますと、またもや猛烈ダッシュ。
今度は見事に軟式ボールをゲット。
これで299個目です。
あとひとつ、あとひとつ。
節目の300個まで、あとひとつです。
みなさん、応援をよろしくお願いします。
なお深夜につき、ゲットシーンは写真に撮れなかったことを、こころからお詫びもうしあげます。
2010年2月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.02.23
7+8= 記録への挑戦
ボール犬ハッちゃんの挑戦は続きます。
298個の記録を、オリンピックの期間中に300の大台に乗せようと大奮闘。
お散歩ごとに、茂みや草むらの中を探します。
今朝も知らない間に、なにか丸いものをくわえています。
やったね、ハッちゃん。でも、それって松ぼっくりぽくないですか。
残念ですが、公式記録からは省かせていただきますね。
2010年2月23日
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2010.02.23
7+8= おかきの負荷試験
日付に数字の2が5つ並んだ朝。玄関で寝ているナナが、粗相をしていました。
おかあさんは朝ご飯の用意があるので、わたしが後かたづけをしました。
不思議なもので、あまり嫌な気持ちは湧いてきません。子どもの粗相は親の責任といった気持ちなのでしょうか。
そう言えば、わたしも夜中からおなかの具合が悪くなり、何度かトイレに駆け込みました。
おかあさんと子どものおなかには変化はありません。
風邪なのか、それともわたしとナナだけが食べたものが悪かったのでしょうか。
ふたりに共通するものといえば、おかきとシュークリーム。
でも、シュークリームは食べてしまい、残っていません。
おかあさんは、「今度は、ひとりでおかきを食べたら。」と言います。
なるほど、確かめるのには負荷試験が一番です。でもなにかヘン。
なぜ、ナナではなくって、わたしが食べて確かめるのっ?
家族みんな、わたしよりナナの方が大切なようです。
2010年2月23日
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2010.02.23
かんがるうっ子 ぼくのぶん、少なくない?
会議の後、閉まろうとしていた駅前のCOOPさんで、おみやげを買いました。
いつもは、ナナとハッちゃんのおみやげだけを買って帰り、「どうせ、わたしなんかより、ナナとハッチの方がだいじなんやろ。」と言われますので、子どもにはエクレアとシュークリームを、ナナとハッちゃんには、半額セールのわかさぎを買いました。
意気揚々として帰りますと、子どもは洋風の甘いものが苦手なことを忘れていました。
「またか」という顔をされ、おかあさんが買ってくれていたみたらし団子を口にいれます。
4回転ジャンプは見事着地失敗です。
翌朝、おかあさんが、わかさぎを素揚げにしました。
ナナは、お散歩前に割り当て分を完食。
ハッちゃんは、お散歩のあとのデザートです。
子どもに持ってきてもらいますと、わかさぎの素揚げをほおばっています。
塩味もなにの味付けのしていないわかさぎを、パクパク、もぐもぐ。
「ぼくの、ぼくの!」と、ハッちゃんの声が聞こえてきます。
「おねえちゃん、お座りはしましたか、お手はしましたか。ぼく、ちゃんとお座りをして待っていましたよ。でも、ぼくのぶん、ちょっと少なくない?」
2010年2月23日
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2010.02.22
聴診器のむこうに ランドセルの色
新入学を前に、「ランドセル買った?。何色かなっ?」と、声をかけることが多くなりました。
一年生になる子どもさんにとって、ランドセルは新しい生活の象徴です。
ランドセルという言葉を聞くと、どの子どもさんもうれしそうな顔をします。
今日、来られた女の子さんは、「パラダイスピンク」とうれしそうに答えてくれました。
「パラダイスピンク?パラダイスピンクって、どんな色なのかな」と想像して、ドキドキしました。
先日のおかあさんは、「バーゲンで半額だったので、2つ買いました。」と答えられました。2つのランドセルを、どのように使いわけられるのかと、これまた興味津々。
ピカピカのランドセルに少しづつ小さな傷がふえ、汚れが目立つようになっても、どの子どもさんも学校が大好きで、元気な笑顔で通われることを願っています。
2010年2月22日