カンガルーの小部屋

  • 2010.02.15

    聴診器のむこうに バレンタインの翌日に

    5才の女の子が、チョコひと粒が入った袋を手渡してくれました。

    2年生のおにいさんには、卵と牛乳アレルギーがありますので、「チョコの話題をどうフォローしようかな」と思っていますと、「このチョコは、卵も牛乳も、小麦も入っていないので、通販で買いました。」とおかあさんが言われました。

    3人兄弟の診察の間に、銀紙をほどき、少し大きめのチョコを口にほおり込みました。

    あまり甘くなくビターな大人の味。なかなかいける一品です。

    兄弟みんなが食べられるようにと、アレルゲンぬきのチョコレートを探されたのかなと思います。

    おにいさん、このチョコは先生が食べた中で、一番おいしいチョコでしたよ。

    少し後で、小学6年生の女の子が来ました。

    「チョコ、誰かにあげたの。」と聞きますと、「あげてへん。うちのクラスにイケメンいいへんもん。」と答えます。

    「男はイケメンと違うよ。」と返しますと、「そうやな、やっぱりお金やな、お金。」と答えます。

    この話を帰ってから家でしますと、「わたしも、そう思う」と奥さんに同意されてしまいました。

    小学生の男子諸君。世の中は、家族の愛と、世間のきびしさと、二つながら真実ですよ。

                           2010年2月15日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.15

    散歩の楽しみ 一日1万歩

    歩数計を買い、数年前からその日に歩いた歩数をパソコンに入力しています。

    ただ、入力するだけだと意味もありませんので、昨年の9月からは一日平均1万歩をめざして歩くことにしました。

    3か月間で100万歩近くになりましたので、新年からは平均ではなく、一日1万歩以上に目標をグレードアップしました。

    ウイークデイはクリニックに出かけますので、ゆとりで達成するのですが、休日は大ピンチ。

    夜になり、足りない歩数分は家の中をウロウロと歩き、歩数を稼ぎます。

    しかし、先日は夜の散歩の後も6000歩しか数字が出ていません。

    家の中を歩くという姑息な手段では、とうてい1万歩達成は危うくなりましたので、再度ハッちゃんを散歩に連れ出しました。

    散歩が大好きなハッちゃんは、しっぽを振って大喜び。

    しかし、坂道を避けて家のまわりの平坦なところをグルグルと回るだけのお散歩ですので、次第に飽きて不機嫌になりました。

    ハッちゃん、わたしの健康維持には、あなたの協力がかかせません。これからも無理なお願いを聞いてくださいね。

                     2010年2月15日

                     いたやどクリニック小児科 木村彰宏