カンガルーの小部屋

  • 2010.02.17

    聴診器のむこうに スキー合宿

    神戸市の子どもは、6年生の冬にスキー合宿に出かけます。

    雪が少ない年には、ゲレンデで駆けっこになります。

    今年は、雪がたっぷりとありそうで、その面では安心なのですが、心配は健康面。

    喘息は、寒さと運動にであうと発作が起きやすくなります。おまけに冬の宿舎は布団を干すことができず、ダニも心配。

    ①寒さ。②運動、③ダニの対策として、考えられる限りの喘息対策をお教えして送り出します。

    今日来られた男の子には、もう一つの心配事を伝えました。

    ゲレンデで滑っていて、髪の長い人が隣にいたら、後をついていかないこと。その人は雪女かも知れません。隣の人が毛深かったとしたら、後をついていかないこと。その人は雪男かも知れません。

    いろいろな注意を与えながら、今日もスキー合宿の相談をお受けしています。

                           2010年2月17日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.17

    聴診器のむこうに お手、おすわり

    先日の6才の男の子の続編です。

    「先生、おにいちゃんが弟に、お手、お手って教えるんです。」とおかあさんが言われます。

    そういえば、1か月前に診察したときに、男の子と、9か月のおとうと君と、おかあさんと3人で来られましたので、「おにいちゃん、おとうと君にいろいろと教えてあげてね。お手、とか教えてあげて、仲良くしてあげてね。」と話したことを思い出しました。

    「何度もお手、お手と教えて、この間もお手できるようになったよと言うんです。先生のひと言の影響がおおきいんですから。」と、おしかりともジョークともつかないお言葉をいただきました。

    微妙な空気には、中央突破するほかありません。

    男の子には、「今度は、おすわり を教えてあげてね。」と伝えました。

    おかあさん、ごめんなさいね。

                           2010年2月17日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏