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2010.03.09
明石に講演に出かけてきました
3月9日、明石市立保育所の調理員さんに、食物アレルギーのお話しをしました。
食物アレルギーの不思議さ、どんな時に即時型のアレルギーが起きやすいのか、食べ物により気をつけることの違いなどなど、14時から16時30分までの2時間半のロングランの講義となりました。
終わってから質問の時間になりましたが、明石市の調理員さんの質問の多さと質の高さには驚かされました。
質問のひとつ一つが現場での疑問や経験に基づくもので、答える役割のわたしにも、とてもよい勉強になりました。
氷雨が降る中の寒い講演会でしたが、調理員さんの熱心さに脱帽です。
2010年3月9日
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2010.03.09
7+8= ハッちゃんはシャーベットがお好き
今年2回目の雪の朝。
ハッちゃんは、いつもと違うにおいにグイグイとリードを引っ張ります。
そして、しきりにマーキングを繰り返します。
ナナは雪の上を走り回るのが好きですが、ハッちゃんは今朝も溝掃除当番。
排水溝には、半分溶けかかったシャーベット状の氷がゆっくりと流れています。
その中に入り、鼻先でシャーベットをラッセルします。
素足はもちろんシャーベットの中。
ハッちゃん、あんまり引っ張らないでくださいね。
転ぶと、ふたりでドッグパフェになってしまいますからね。
2010年3月9日
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2010.03.09
7+8= ゆきちゃん
ナナちゃんは、我が家に来るまでは、「ゆき」ちゃんという名前でした。
名前のせいか、雪の日が大好きです。
いつもなら表に雨の気配がすると、目を伏せて出かけるのを嫌がります。
でも、今日はベランダに通じる窓を開けると、柵を乗り越えて飛び出します。
追いかけてリードをつなぎ、上の公園にお散歩に出かけますと大はしゃぎ。
臥せたりグルグルと回ったり。
積もった雪が多くはありませんので、雪の下の公園の土にまみれて、たちまち斑色に。
おねえちゃんも、「雪合戦できるかなあ」と学校に出かけていきました。
おねえちゃんと、ナナちゃん。案外気の合う姉妹なのかも知れません。
2010年3月9日
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2010.03.09
カンガルー目線 医師の元気な素
先日ご紹介しました、堤未果さんの「ルポ貧困大国アメリカⅡ」の中で、ご紹介したい一節があります。
著作権の問題がありますので、あくまでも堤さんの本の一節を抜き出させていただいたと言うことをご了承ください。(p153~154)
「すべてを数字で測り、利益と効率至上主義が医療現場から奪ったものは、目にみえるものばかりではありません。」
「今のシステムが奪った、目に見えないものとはたとえば何ですか?」
「患者と医師の間のつながりや、医師のなかに存在するはずの誇り、充実感などです。第三世界の医師がなぜ、同じように労働時間が長くても心が壊れないのか、わかりますか?患者と医師の間に人間同士の触れ合いがあるからです。間に医療保険会社という株主が介在しない世界では、患者は医師を人として信頼し、医師は患者との交流を通して、命を救っているという充実感と誇りを受け取るのです。これは数字では測れない、けれど人間が日々生きていくためには失ってはならないものの一つです」
堤さんとデイビッド・ワーナー氏の対話には、医師と患者さんとの関係についての深い洞察力を感じます。
医学の進歩とは、医科学のレベルや医療技術の面で最高の峰への挑戦が行える環境を作ること。そして獲得された最高の到達点を、できる限り多くの人が当たり前に利用できるようにシステムを作っていくこと。
この二つの挑戦の中にこそ、医師と患者さんとの信頼と絆がより一層強くなる秘密がかくされ、それが医師の元気の素になっていくのだと確信しました。
2010年3月9日