カンガルーの小部屋

  • 2010.03.20

    7+8= 強い風にもめげず

    夜になるほど、風が強く吹きます。

    公園に出ると、台風のときのように木々がざわめきます。

    植え込みに近づくと、ハッちゃんが強くリードを引っ張ります。

    何かある時のサインです。

    3m四方の植え込みを、右に左に、上に下にと大探索。

    テニスボールをくわえて、きっちりと結果を出します。

    今朝の発見分を入れて、これで305個目の到達点です。

    帰ってから、見つけたボールを鼻に近づけてにおいを嗅いでみました。

    長い間草の間に隠れていたからでしょうか。

    ひなたのにおいだけが伝わります。

    ハッちゃん、ご苦労様。

    おみやげに持って帰った、お弁当の残りのおさかなを、食べてくださいね。

                           2010年3月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.20

    聴診器のむこうに どっちもどっち

    風邪をひき始めた高学年の女の子が来られました。

    「漢方薬の葛根湯が効くよ。」と言いますと、「麻黄湯と、どっちが苦いですか?」と質問します。

    「そうね、白鵬と朝青龍との差かな」と言いますと、「???」

    「だったら、キムヨナと真央ちゃんとの差かな」と言い直しますと、再び「???」

    おかあさんが「先生は、どっちもどっちということを言われているんですよ」とフォローに入られました。

    風邪でつらそうな女の子には、よけいに頭が痛くなるたとえになったようです。

                           2010年3月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.20

    7+8= 自動草刈り機ナナ号

    先日はドングリを食べたばかりのナナちゃん

    今朝は、石垣に生えている草を食べるのに夢中です。

    5mくらいの間を、自動草刈り機のように食べ続けます。

    昨年、奈良市へ講演に出かけたときに、主催者の方から「市役所の近くでは、草刈りはしなくてもすむのですよ。」と言われたことを思い出します。

    奈良には鹿がいますが、神戸市北区には、角がない白い鹿が住んでいます。

                           2010年3月19日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.20

    カンガルーの本棚 青春とはなんだ

    重松清さんの「青春夜明け前」(講談社文庫)を読みました。

    文庫本の帯に、「妻よ、娘たちよ、そして、あの頃好きだったカノジョたちよ。これが男子だ!」と書かれています。

    ご存じのように、重松さんは、子どもや家族の気持ちを描くと当代ピカイチの作家。

    子ども達の気持ちを、子ども達以上にご存じです。

    この本は、エロくてほろ苦い青春少し手前を、おもしろく描いた7編の短編集です。

    男の子のことが、少し分からなくなってきたおかあさん方に、おすすめです。

    でも、あくまでも小説の中の出来事ですので、信じすぎないよう、ご用心、ご用心。

                           2010年3月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.20

    7+8= 重くてかなワン

    3月になって初めて、ハッちゃんがボールを見つけました。

    硬式野球のボールと、テニスボールの二つです。

    傾斜地の落ち葉の中から見つけました。

    しばらくはうれしくて、くわえて離しません。

    でも、硬式野球のボールは重くて、「もう、かなワンです」とでも言うかのように、地面に落としました。

    二つ目のテニスボールは、少しくわえただけでギブアップ。

    ハッちゃん、303個目、304個目のボールは、どんな味がしましたか。

                           2010年3月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏