カンガルーの小部屋

  • 2010.03.21

    カンガルーの本棚 みおつくし料理帖

    高田郁さんの、みおつくし料理帖シリーズ第一作目「八朔の雪」を読みました。

    かかりつけの本屋さんに平積みされ、気になっていた一冊です。

    作者のサイン入りと銘打って、最新作が並べられていたのがご縁となりました。

    下がり眉の澪(みお)が、天性の味覚と負けん気で、料理の腕を磨いていきます。

    澪を見守るおとな達の細やかな人情が、涙腺を刺激します。

    小説にはいろいろな読み方がありますが、主人公の生き方に肩入れができればページが進みます。

    読み進むうちに、電車や大型店の中の喧噪も、大江戸のざわめきに変わります。

    専門書を読む気持ちを後回しにさせる、こころにくい一冊です。

                           2010年3月21日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.21

    7+8= あごが疲れたよ

    あごが疲れたよ

    外に出ると、薄青と、濃紺とのグラディエーションの夕空に、三日月が鋭く光っています。

    黄砂の春がすみはどこにいったのでしょう。

    わずかの時間に、季節は数か月、後戻りをしてしまいました。

    おすもう公園に出かけると、ハッちゃんが306個目のボールをゲット。

    昨日の硬式野球のボールをかみ疲れたのか、すぐにボールを離してしまいます。

    一日、お留守番、ごくろうさん。

    おやつは何がいいですか。

                           2010年3月21日

                          いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.03.21

    散歩のたのしみ 黄砂情報

    嵐が通り過ぎた朝、いつもより遅くお散歩に出かけました。

    近所のお庭の木蓮を見上げると、一晩のうちにつぼみがふくらみ始めています。

    いつもなら、春の日差しを送りつける太陽が、今朝は元気がありません。

    黄砂かも!

    帰ってニュースを見ますと、20日夜遅くから黄砂が飛来するという予報です。

    黄砂は、遠く中国の砂漠地帯から運ばれてきます。

    ネットのWikipediaを調べますと、「黄砂の粒の大きさは0.5µm(マイクロメートル) – 5µm(=0.0005mm – 0.005mm)くらいで、タバコの粒子の直径 (0.2 – 0.5µm) よりやや大きく、人間の赤血球の直径 (6 – 8µm) よりやや小さいくらい。」と書かれています。

    黄砂の日には、花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギーが悪くなると言われています。

    飛来するうちに、いろいろな化学物質を身にまとうからではないかという説が有力です。

    お散歩にも、マスクが必要な季節になりました。

                           2010年3月21日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏