カンガルーの小部屋

  • 2010.03.29

    聴診器のむこうに こんどはEXILE

    18才の女の子が、MRワクチンを受けに来られました。

    4月になると公費負担の制度からはずれ、自費負担になりますので滑り込みの接種です。

    打つ段になると逃げ回ります。

    「ちょっと待って、ちょっと待って」が十数回続き、椅子から落ちそうになります。

    あわてずに説得することにしました。

    「MRワクチンを打ってないと、将来アメリカやヨーロッパに行くときに、入国拒否されるかも知れないよ。素敵な男の子と海外旅行に行ったとき、それが原因で別れることになったらどうする。たとえば嵐のマツジュンとか。」と言いますと、ひとこと「きもい」

    「だったら、誰ならいいの」と尋ねますと、「EXILE」との答え。

    前回は「きむたく」に負けるし、今回は「EXILE」に完敗。

    嵐の時代も過ぎつつあるのを感じました。

                           2010年3月29日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.29

    聴診器のむこうに 岩手県の飛び地

    4月から高校に進まれる女の子が来られました。

    今朝は、3月下旬とは思えないくらいの冷え込み。

    北区では霜が降り、水たまりは氷ついています。

    小野から朝早くの診察予約に間に合わせるとなると、相当の早起きをされたのでしょう。

    「朝、寒かったでしょ。ところで、小野や三木は寒いので岩手県にあるのかな?」と尋ねますと、少し間をおいて、「兵庫県??」と、頚をかしげながら自信なさそうに答えます。

    そうです。正解です。小野市も三木市も立派に兵庫県の仲間です。

    わたしが住んでいる北区だけが、岩手県の飛び地です。

    社会科の試験には、注意して答えましょうね。

                           2010年3月29日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏